今年のマイベスト十席-その(1) 候補の絞り込み
2015年 12月 26日
ということで、今年もマイベスト十席を決める時期になった。
まずは、今年行った落語会・寄席の数、および聴いた落語の高座数。
-平成27年上半期-
1月 5回(うち寄席2回-連雀亭・池袋-)、高座数31
2月 3回(寄席1回-末広亭-)、高座数24
3月 3回、高座数12
4月 3回(寄席1回-池袋-)、高座数23
5月 3回(寄席1回-末広亭-)、高座数21
6月 2回、高座数9
上半期計
19回(寄席は5回)、高座数は120
-平成27年下半期-
7月 2回(寄席1回-国立-)、高座数11
8月 2回(寄席1回-末広亭-)、高座数17
9月 2回、高座数7
10月2回(寄席1回-池袋-)、高座数10
11月3回(寄席1回-末広亭-)、高座数22
12月2回(寄席1回-国立-)、高座数9
下半期計
13回(寄席は5回)、高座数は76
年間合計で32回、そのうち寄席が10回、高座数の合計は196となった。
ここ数年に比べると減ったが・・・今までがやや行き過ぎとも言える。
以前に比べ自分や周囲の状況も変わっているし、評論家や興行関係者でもないのだから、生の落語を月に二~三回でも楽しむことができればいいと思っていたので、想定内だし、回数に不満はない。
まぁ、一昨年(58回)、昨年(51回)と二年続けて50回超えをしたから、「聴き貯め」(?)ができた、と言えるかもしれない(^^)
今年は、少ない中でも寄席にできるだけ行きたいと思っていた。
10回なら、まずまずだろう。
また、今まで聴いたことのない噺家さんや若手中心に聴きたいと思っていた。
その結果、龍志や蝙丸などに出会うことができた。
昨年までよく聴いた雲助の高座が極端に減ったが、しばらく間をとるのも悪くはないだろう。
さて、そんな一年196の高座の中からマイベスト十席候補としたものは、次の通り。
(1)瀧川鯉昇『御神酒徳利』
>ざま昼席落語会 ハーモニーホール座間 1月10日
(2)入船亭扇辰『徂徠豆腐』
>池袋演芸場 一月下席 昼の部 1月24日
(3)柳家小満ん『居残り佐平次』
>新宿末広亭 二月上席 昼の部 2月7日
(4)桂ひな太郎『締め込み』
(5)入船亭扇遊『鼠穴』
>ざま昼席落語会 ハーモニーホール座間 2月14日
(6)桂文我 「3.11と小金治さんの思い出」&『紺田屋』
>ざま昼席落語会 ハーモニーホール座間 3月14日
(7)柳家小満ん『樊會』(『支那の野ざらし』)
(8)柳家小満ん『おせつ徳三郎』
>柳家小満んの会 関内ホール 3月18日
(9)橘家円太郎『雛鍔』
>池袋演芸場 四月上席 昼の部 4月4日
(10)柳家小里ん『棒鱈』
>小柳枝・小里ん 二人会 三輪田学園百年記念館 4月18日
(11)立川龍志『花見の仇討ち』
(12)古今亭志ん輔 『幾代餅』
>龍志・志ん輔 二人会 国立演芸場 4月29日
(13)むかし家今松『家見舞い』
(14)橘家円太郎『野ざらし』
>ざま昼席落語会 ハーモニーホール座間 5月9日
(15)柳家小満ん『大師の杵』
(16)柳家小満ん『転宅』
>柳家小満んの会 関内ホール 5月18日
(17)初音家左橋『棒鱈』
>しんゆり寄席 川崎市アートセンター・アルテリオ小劇場 6月27日
(18)柳家小満ん『あくび指南』
(19)柳家小満ん『三十石』
>柳家小満んの会 関内ホール 7月21日
(20)林家正雀『怪談乳房榎』
>ざま昼席落語会 ハーモニーホール座間 8月8日
(21)むかし家今松『業平文治漂流奇談より 業平文治』
>むかし家今松独演会 国立演芸場 9月12日
(22)柳家小満ん『三人息子』
>柳家小満んの会 関内ホール 9月24日
(23)露の新治『中村仲蔵』
>第62回 人形町らくだ亭 日本橋劇場 10月26日
(24)柳家小満ん『試し酒』
>柳家小満んの会 関内ホール 11月18日
(25)春風亭一朝『しりもち』
>三田落語会 昼席 仏教伝道ホール 12月19日
さて、並んだ中から、原則として一人一席に絞る必要がある。
複数選出されたのは、小満んの九席、今松と円太郎が各二席。
小満んの候補となった九席を並べてみる。
・『居残り佐平次』 >新宿末広亭 二月上席 昼の部 2月7日
・『樊會』 >柳家小満んの会 関内ホール 3月18日
・『おせつ徳三郎』 >柳家小満んの会 関内ホール 3月18日
・『大師の杵』 >柳家小満んの会 関内ホール 5月18日
・『転宅』 >柳家小満んの会 関内ホール 5月18日
・『あくび指南』 >柳家小満んの会 関内ホール 7月21日
・『三十石』 >柳家小満んの会 関内ホール 7月21日
・『三人息子』 >柳家小満んの会 関内ホール 9月24日
・『試し酒』 >柳家小満んの会 関内ホール 11月18日
小満んは、関内ホールでの独演会の年間会員になったこともあり聴いている高座も多いのだが、とにかくその内容が素晴らしい。
俳句や川柳などの豊富な引き出しから語られる、その噺に相応しいまくらを聴くだけでも楽しい。
並んだ九席から一つに絞るのは結構難しいのだが、ご本人が実に楽しく演じ、客席も多いに沸いた3月の会での『樊會』(『支那の野ざらし』)を選ぶ。
今松は、ざま昼席落語会の『家見舞い』も捨てがたいのだが、やはり『業平文治』だなぁ。
円太郎は、最近になって遅ればせながら見直している人。池袋の『雛鍔』も良かったが、ざまの『野ざらし』とする。
さて、なんとか、一人一席に絞ることができた。
さて、今年のマイベスト十席候補、その顔ぶれは次の通り。
(1)瀧川鯉昇『御神酒徳利』
>ざま昼席落語会 ハーモニーホール座間 1月10日
(2)入船亭扇辰『徂徠豆腐』
>池袋演芸場 一月下席 昼の部 1月24日
(3)桂ひな太郎『締め込み』
(4)入船亭扇遊『鼠穴』
>ざま昼席落語会 ハーモニーホール座間 2月14日
(5)桂文我 「3.11と小金治さんの思い出」&『紺田屋』
>ざま昼席落語会 ハーモニーホール座間 3月14日
(6)柳家小満ん『樊會』
>柳家小満んの会 関内ホール 3月18日
(7)柳家小里ん『棒鱈』
>小柳枝・小里ん 二人会 三輪田学園百年記念館 4月18日
(8)立川龍志『花見の仇討ち』
(9)古今亭志ん輔 『幾代餅』
>龍志・志ん輔 二人会 国立演芸場 4月29日
(10)橘家円太郎『野ざらし』
>ざま昼席落語会 ハーモニーホール座間 5月9日
(11)初音家左橋『棒鱈』
>しんゆり寄席 川崎市アートセンター・アルテリオ小劇場 6月27日
(12)林家正雀『怪談乳房榎』
>ざま昼席落語会 ハーモニーホール座間 8月8日
(13)むかし家今松『業平文治漂流奇談より 業平文治』
>むかし家今松独演会 国立演芸場 9月12日
(14)露の新治『中村仲蔵』
>第62回 人形町らくだ亭 日本橋劇場 10月26日
(15)春風亭一朝『尻餅』
>三田落語会 昼席 仏教伝道ホール 12月19日
この十五席。
マイベスト十五席、としてすべてとしてもいいほどだが、やはり、恒例として十に絞ろう。
この中から十席選ぶのは、そんなに簡単なことではないのだよ。
ということで、本日はここまで。
マイベスト十席の発表は、明日か明後日のお楽しみ。
どうか入選しますように。
