「さがみはら若手落語家選手権」予選の出場者と日程など。
2015年 12月 14日
NHK新人落語大賞が予選を公開しないことについての小言は、くどい位に書いてきた。
どんな人が予選に参加し、どんな評価で予選を通過したのか、あるいは落選したのかは、一部のSNSで知りえるごく少ない情報以外は、闇の中。公共放送の名に値しない予選の運営ではなかろうか、と思う。
それに反して、規模は小さいながら関東地区で同じ二ツ目さんの大会として、知る人ぞ知る「さがみはら若手落語家選手権」は、実に透明性の高い予選会を実施している。
11月25日横浜にぎわい座・のげシャーレの東西交流落語会でチラシをいただいたが、すでにサイトでも公開されている。
会場でもある「杜のホールはしもと」のサイトに来年第15回目の選手権の頁があり、予選日程と出場者の名などが掲載されている。
「杜のホールはしもと」HPの「さがみはら若手落語家選手権」のページ
この画像も、同サイトより借用。

どんな大会なのか、をサイトからご紹介。
【さがみはら若手落語家選手権とは?】記載の通り来年も東のすべての流派から参加している。
ずばり、観客参加型選手権の落語会です。出演するのはイキのいい二ツ目落語家さん。
落語協会、落語芸術協会、五代目円楽一門会、落語立川流の四派の方々の手に汗握る競演がご覧いただけます。
真打目指して日々精進を重ねる、若手落語家さんの応援にぜひご来場を!
予選の持ち時間は20分なので、演じるネタの選択肢も広いし、それだけ演者の持ち味を発揮することもできる。
予選が土曜と日曜中心なので、そのすべてには行けないのだが、今年は二度予選会に行くことができた。
2015年2月1日のブログ
2015年3月1日のブログ
今年の個人的な大発見(?)となる柳亭小痴楽は、この予選で初めて聴くことができたのであった。
自分の一票が出場者の当落に影響するので、投票する側も、結構心地よい緊張感を味わう。
開催予定日と出場者が別に記載されているが、曜日も加えてまとめると次のようになる。
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第1回:2016年1月16日(土)
柳家花ん謝、春雨や雷太、鈴々舎八ゑ馬、林家 扇、立川らく人
第2回:2016年1月31日(日)
立川三四楼、春風亭一左、昔昔亭A太郎、古今亭志ん吉、瀧川鯉丸
第3回:2016年2月13日(土)
三遊亭たん丈、三遊亭歌扇、柳家花いち、桂 宮治、柳亭明楽
第4回:2016年2月28日(日)
初音家左吉、三遊亭歌太郎、三遊亭橘也、瀧川鯉津、林家つる子
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会場はすべて「杜のホールはしもと」の8階多目的室。
開場13時、開演は13時30分。
「杜のホールはしもと」の場所は、JR横浜線・相模線、京王相模原線の「橋本駅」のすぐ近く。
「杜のホールはしもと」アクセスマップ
予選の木戸銭は1,100円(税込)だが、2枚以上のセット券なら一回あたり1,000円(税込)になる。
本選、いわば決勝戦は3月13日(日)に7階のホールで橘家円太郎をゲストに行われる。木戸銭1,800円は、セットで買えば1,500円と安くなる。
土日に確実に行けそうならセットで買いたいものだが、あちきはそうはいかないのが、残念。
予選参加者20名の中で、まだ聴いたことのない人も、もちろんいる。
宮治が参加するので、本命と言うことはできるだろう。
しかし、NHK優勝者とはいえ、さがみはらで勝てるかは、分からない。それは、今年、春風亭朝也が優勝できなかったことでも、実証済み。
その日の高座次第だし、さがみはらのお客さんは目が肥えているので、油断はできないと思う。
宮治の他で知っている二ツ目さんの中にも、期待したい人はいる。
特に、残念ながら終了したが、古今亭志ん輔の「たまごの会」のメンバーだった人には頑張ってもらいたい。
日曜の天候などにもよるし、どれだけ行けるか分からないが、たとえ自分が行けなくても、手作り感があり透明性も高い大会なので、拙ブログで応援したくなる。
ご興味があってご都合が合う方は、ぜひ、ご参加(投票するからね)のほどを。
生で聴いてうまいと思いました。
花ん謝も名前だけじゃないハナがある・・・
二ツ目って大事ですよね、プロ野球でいうと2軍の主力みたいで。
歌太郎は、上手いとは思います。
しかし、器用貧乏的な面も私には見受けられ、もう少し時間を待ちたいと思っています。
名前の挙がったほかの二人も、期待はしています。
二ツ目時代にどれだけ貯金をするか、それがその後を左右するように思います。
大事な時期ですね。
