「まんまこと」、とりあえず予想の一つ目は当たった!
2015年 09月 05日
全十回の放送の素材は、畠中恵“まんまこと”シリーズの四冊の本、『まんまこと』『こいしり』『こいわすれ』『ときぐすり』の四冊から選ばれる。

畠中恵著『こいしり』(文春文庫)
この第七回目は、二冊目『こいしり』の最終の物語だ。
次の六つの物語があり、太字のものが放送された。
①「こいしり」 ②「みけとらふに」 ③「百物語の後」
④「清十郎の問い」 ⑤「今日の後」 ⑥「せなかあわせ」
私はこの本からは①と④の二作が選ばれると予想していたが、⑥も採用されるとは意外だった。
しかし、選ばれる理由のある物語では、ある。
NHKサイトの番組のページの予告には、次のようにある。
NHKサイトの「まんまこと」のページ
第7回「せなかあわせ」
総合 2015年9月3日(木)午後8時
【再放送】総合 2015年9月10日(木)午後2時5分
お寿ず(南沢奈央)から突然「三行半(みくだりはん)をください」と言われ、麻之助(福士誠治)は驚く。原因は八木家の次男・幸太が手習い所の反故(ほご)から持ち帰った恋文だった。お寿ずは麻之助がお由有(市川由衣)に書いたものだと誤解している。麻之助はお寿ずを連れて八木家を訪ね、お寿ずの疑いを晴らす。そしていっしょに恋文の謎を解こうとお寿ずに持ちかける。麻之助とお寿ずの関係は、この謎解きを通して深まっていく...。
麻之助とお寿ずは古道具屋に行き、この恋文の書き手は小禄御家人の冷や飯食いで、どうも養子の先すら見つけることが難しかった米津尚吾という若い男と分かった。
しかし、米津尚吾は、残念ながら若くして亡くなっていたことが、貞達の協力で分かった。
さて、ここで物語はお開きにはならない。
麻之助もお寿ずも、ここまできたら、その文の相手は誰だったのか、そして、文は届けられることが出来たのか、調べることにした。
そういう話を茶屋でしていると、さまざまな人々が関心を示して・・・・・・。
原作では、次のように書かれている。
最初はただ、麻之助が書いた懸想文ではないと、分かればよい話だったのだ。だが文の来し方を辿ってみれば、見えてきたのは、手習所の反故の中に忘れられた、亡くなった若者の思いであった。麻之助がこぼす。放送では、脚本家が「落語家」を加えた。
「拙いねえ。参ったよぉ。これじゃ、ちゃんと文が相手に届けられているか、確かめなきゃならないじゃないか」
病であったとすれば、懸想文を好いたおなごに届けたかどうかも、定かでは無かった。
「ひょっとすると、清書すらしなかったかも、しれないねえ」
貞も、大きく頷いている。
「なんだぁ、懸想文?」
すると茶屋にいた者達が雁首を揃え、麻之助達の側に集まってきた。そして、下っぴきも団子屋の親爺も七味売りも、すし屋、臥煙や茶屋娘まで、己の思うところを、わいわい口にし始める。
ナレーターの当代小さんが、役者としても登場したのであった(^^)
噺家というより、横丁のご隠居のようであったが、なかなかの役者ぶり。
原作は「恋文」ではなく、「懸想文」・・・・・・。
たしかに「懸想文」では、分からんわなぁ。
さぁ、来週第八回は・・・・・・なんと三冊目の『こいわすれ』から「おさかなばなし」である!

畠中恵著『こいわすれ』(文春文庫)
「おさかなばなし」は、下記『こいわすれ』所収六作の最初の物語だ。
①「おさかなばなし」
②「お江戸の一番」
③「御身の名は」
④「おとこだて」
⑤「鬼神のお告げ」
⑥「こいわすれ」
水曜日の記事で、次のように書いた。
なかなか難しいが、ハズレも承知で、
第八回「おさかなばなし」
第九回「鬼神のお告げ」
第十回「朝を覚えず」
と予想する。
ちなみに「朝を覚えず」は、四冊目『ときぐすり』所収。
とりあえず、予想の再挑戦、最初の一つは当たった。
自分で自分を褒めてあげよう(^^)
