NHK木曜時代劇「まんまこと」は良かったが、予想は大ハズレ!
2015年 08月 29日
昨日8月28日は、旧暦7月15日。そう、盂蘭盆だった。
本日が7月16日ということで、神霊に無事お帰りいただくよう、精霊馬(しょうりょううま)をご用意した。お帰りはナスの牛なのだが、キュウリの馬さんも特別出演。
さて、27日に放送された「清十郎の問い」の録画を見た。
NHKサイトの番組ページにある、あらすじをご紹介。
NHKサイトの「まんまこと」のページ
第6回「清十郎の問い」
総合 2015年8月27日(木)午後7時30分
【再放送】総合 2015年9月3日(木)午後2時5分
父・宗右衛門(高橋英樹)と母・おさん(竹下景子)の留守を預かることになった麻之助(福士誠治)はやっかいなもめごとに巻き込まれる。お寿ず(南沢奈央)の知り合いの娘が婚約者からもらったお守り無くし、一方お由有(市川由衣)の実家の番頭が、お由有の父・角右衛門(村井國夫)からもらったお守りを無くしてしまった。自身番にお守りが届けられたが、一つだけである。果たして落とし主はいずれか?板挟みになった麻之助は...。
今回も、脚色の妙を感じた。
たとえば、仲の良い姑(おさん)と嫁(お寿ず)との会話の中で、放送しなかった物語の逸話をさりげなく挟んでいた。第一冊目『まんまこと』の「柿の実を半分」のことや、麻之助がお由有に惚れていたこととか。
そして、新たな創作としても、工夫があった。たとえば、お由有は子供がいるのを承知でお由有を嫁がせてくれたの清十郎の父、源兵衛が亡くなったため、お由有の父である札差の大倉屋に、清十郎にお由有をもらってくれないか、と言わせた。これは、ありえる話である。年齢的には麻之助や清十郎とお由有の方が、一緒になるに相応しいのだから。
途中で板ばさみになった麻之助を気遣うお由有のやさしい姿も、よく分かる。
また、サゲで可笑しかったのだが、騒動の元となったお守りは、実は麻之助の父宗右衛門が落としたものだった、というのも悪くない。
麻之助の大事な女性二人が敵対する物語も、なかなかに楽しむことができた。
さて、、次回。あら、なんと「せなかあわせ」だ!
NHK「まんまこと」のページの「次回予告」
8月26日、放送前日の記事で、次のように書いた。
2015年8月26日のブログ
放送される十の物語は、きっと次のように選択されるだろう、と思う。
(1)『まんまこと』:4作
(2)『こいしり』:2作
(3)『こいわすれ』:2作
(4)『ときぐすり』:2作。
この段階で、予想が外れていたのである
畠中恵著『こいしり』(文春文庫)
『こいしり』の六作から、なんと三つの物語(下記の太字)が選ばれた。
①「こいしり」
②「みけとらふに」
③「百物語の後」
④「清十郎の問い」
⑤「今日の後」
⑥「せなかあわせ」
一冊目の『まんまこと』から4つだったので、すでに7つ。
ということは、『こいわすれ』と『ときぐすり』の2冊から、3つ選ばれるということか。
予想は仕切り直しだ(^^)
よく検討して、雪辱(?)を果したい!