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噺の話

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落語協会新真打の襲名などについて。

落語協会で、今春十人が同時に真打に昇進することについては、すでに昨年書いた。
2014年7月20日のブログ
 その際に書いた彼らの入門と二ツ目昇進時期を、再度ご紹介。

三遊亭司:平成10(1998)年5月三木助に入門→平成13年3月より歌司門下、平成15(2003)年5月二ツ目。
柳家喬之進:平成12(2000)年1月入門、平成15(2003)年10月二ツ目。
三升家う勝:平成12(2000)年1月入門、平成15(2003)年10月二ツ目。
柳家麟太郎:平成11(1999)年4月入門→平成12年4月より前座、平成15(2003)年10月二ツ目。
入船亭遊一:平成11(1999)年12月入門→平成12年6月より前座、平成15(2003)年11月二ツ目。
金原亭馬治:平成12(2000)年4月入門→7月より前座、平成15(2003)年11月二ツ目。
金原亭馬吉:平成12(2000)年4月入門→7月より前座、平成15(2003)年11月二ツ目。
柳家 さん弥:平成12(2000)年7月入門→平成12年11月より前座、平成16(2004)年7月二ツ目。
柳家 右太楼 :平成12(2000)年11月入門→平成16(2004)年7月二ツ目。
三遊亭 ぬう生:平成13(2001)年2月入門→平成16(2004)年11月二ツ目。

 ご覧のように平成15年から16年に二ツ目になった人たち。だから、二ツ目から11年から12年での昇進。

 十人の新名跡や真打昇進披露興行の日程が落語協会のサイトにある。
落語協会サイトの該当ページ

 襲名については次の通り。三遊亭司金原亭馬治は変わらない。

三遊亭 司 さんゆうてい つかさ

喬之進 改メ 柳家 小傳次 やなぎや こでんじ

う勝 改メ 四代目 桂 右女助 かつら うめすけ

麟太郎 改メ 柳家 海舟 やなぎや かいしゅう

遊一 改メ 四代目 入船亭 扇蔵 いりふねてい せんぞう

金原亭 馬治 きんげんてい うまじ

馬吉 改メ 二代目 金原亭 馬玉 きんげんてい ばぎょく

さん弥 改メ 三代目 柳家 さん助 やなぎや さんすけ

右太楼 改メ 柳家 燕弥 やなぎや えんや

ぬう生 改メ 三遊亭 彩大 さんゆうてい さいだい



 披露興行は鈴本の3月下席が恒例。鈴本のサイトにあるポスターを借用。
鈴本演芸場サイトの該当ページ

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 出演順は、香盤の順。


 新名跡襲名の人は、かつて存在した名跡を継いだ人もいれば、新しい名跡を名乗る人もいる。

 喬之進が襲名する柳家小傳次は初代のように扱われているのだが、三代目小さん門下だった二代目小せんが名乗っていたので二代目になるようにも思うが・・・・・・。その方はその後廃業して落語協会の事務員になられたので、代数として認知されないのだろうか。

 う勝が襲名する桂右女助の名を懐かしむ落語愛好家の方も多いと思う。二代目が「右女助の小勝」と言われることの多かった六代目三升家小勝。新作の『水道のゴム屋』などで有名な人だったので、右女助の名で小勝を思い出す人が多かろう。ただし、初代と先代は三遊亭。ちなみに初代はその後の四代目古今亭今輔。
 う勝の師匠が八代目三升家小勝であり、将来の小勝襲名を予感させる右女助復活と言える。

 麟太郎の柳家海舟は、初代。これはどう考えても勝麟太郎→勝海舟、になぞったね^^

 遊一の入船亭扇蔵は、先代が大師匠である扇橋の三番目の弟子だったが、平成11(1999)年に47歳でで亡くなっている。初代と二代目は入船扇蔵で、亭が付かない。それぞれその後に二代目扇橋、三代目扇橋になっている。その後、橘家で扇蔵を名乗る人もいたようだ。
 入船亭一門としては、久しぶりの名跡復活であり、扇橋への縁起の良い出世名と言えないこともない。

 馬吉の金原亭馬玉は二代目となっているが、初代については不勉強で分からない。引き続き調べてみよう。

 さん弥の柳家さん助は、丁髷や寄席の踊りで有名だった先代が四年前に85歳で亡くなっているので、時期をあまり置かずに復活することになった。雰囲気は先代に似ているように思う。

 右太楼の柳家燕弥は、過去にありそうでなかった名。「それで、ええんや!」の洒落かどうかは不明。

 ぬう生の三遊亭彩大は、師匠円丈のブログを読むと、埼玉大学卒業だかららしい^^

 
 右女助、さん助といった懐かしい名跡の復活は、素直に喜びたい。

 鈴本から五月の国立演芸場までの昇進披露興行に何日行けるか分からないが、昨年行っていないので、ぜひ一日でも足を運ぼうと思っている。
Commented by U太 at 2015-01-29 21:29 x
芸術協会の話になりますが、今春の新真打の一人・三笑亭夢吉さん(個人的には今春一番の有望株)が師匠の名前である「夢丸」を襲名予定です。
現・夢丸師匠は喉頭癌の悪化?で名前をかつて名乗っていた「夢八」に戻し、事実上引退の模様です。

Commented by 小言幸兵衛 at 2015-01-29 21:42 x
師匠の夢丸の高座、二年前の池袋で聴いています。
弟子の夢花が主任の寄席でスケをしたい、と言っていたことを思い出します。

夢吉は師匠の名を継ぐのは、兄弟子がいるのに、それだけ期待もされているのでしょう。

朝夢と夢吉の真打昇進披露、および二代目夢丸の襲名披露の席、師匠が出演できることを、心より祈っています。

Commented by 櫻川梅一郎 at 2015-01-31 16:12 x
 ご無沙汰してます。
 新真打の襲名など発表されました。
 私の世代は右女助というと、「出札口の右女助」です。寄席では「納豆家」「だくだく」を何度か聴きました。 
 「柳家燕弥」という名は「三遊亭圓弥」と音が同じなので、今までなかったのではないでしょうか。似た例に「春風亭柳昇」と「司馬龍生」や「春風亭柳枝」と「立川龍志」、「桂圓枝」と「柳亭燕枝」、「橘家圓喬」と「月の家圓鏡」などあります。
 そういえば、上方の襲名で古今亭と林家に「菊丸」ができました。今までは字面が違う同音(「さん喬」「三喬」など)はありましたが…。 
 とりとめのない話ですみません。

Commented by 小言幸兵衛 at 2015-02-01 11:36 x
そうなんですよね。
“字は違っても同じ読みの“えんや”は、三遊亭であった欲しいです。
少し前までの三遊亭圓弥は最初八代目の春風亭柳枝門下で、当代圓窓の兄弟子だった人ですよね。
柳枝が亡くなって圓生一門に弟弟子と一緒に移り、あの騒動の後に落語協会に復帰。九代目柳枝襲名の噂もあった人ですが、結果として圓弥のままで九年前に亡くなっていますね。
そのへんのことも十分に吟味しての襲名なのかどうか。
しばらく三遊亭での圓弥は登場しずらいでしょうね。
それにしても、いつ柳枝の名が復活するのでしょう。

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by kogotokoubei | 2015-01-29 00:45 | 襲名 | Comments(4)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


by 小言幸兵衛