福井の方は鯖を食べて、「きたまえ亭」で落語を楽しみましょう!
2014年 07月 03日
調べたところ、それはJR福井駅からすぐ近くに今年できたばかりの「きたまえ亭」のことのようだ。

(「きたまえ亭」サイトから拝借)
「来たまえ!」と「北前船」とをかけているのだろう。なかなか洒落た名前ではないか。
同寄席のサイトから、いくつかご紹介したい。「きたまえ亭」のサイト
まず、最初に、その「事業目的」と「事業内容」からご紹介。
《事業の目的》
福井駅西口の再開発が進む一方、駅前にはシャッターを下ろした店が目立つ。駅前には「魅力がない」と言われるが、潜在能力は高い。鉄道、バスは駅前に集まり、高齢者や若年者層らにも容易にアクセスできる。それだけではない。人が集まりやすい地の利は文化を生む。昔の福井の中心街は、照手座、 昇平座、大黒座、湊座など、芝居小屋が集まり、情報の発信場所だった。街中の再生を願うなら、そこでしか見られない文化をつくる場が必要である。 今だからこそ、駅前に寄席小屋。
《事業内容》
福井駅前に寄席小屋をつくり定期的に落語会を開催します。本場・大阪の落語家を招き、福井の素人落語家とのコラボでお楽しみ頂きます。落語好きやのグループや文化サークル等に対して貸館業務も行います。
“街中の再生を願うなら、そこでしか見られない文化をつくる場が必要”の言葉には、大賛成だ。
場所はJRの駅から徒歩5分とのこと。
アクセス
【公共交通機関】
JR福井駅 徒歩5分
西武百貨店前(正面入口)
京福バス4番停留所前(通用口側)
〒910-0006
福井市中央1丁目5-6(旧かゞみや跡1階)
世話役は上方の噺家さん、桂蝶六。
桂 蝶六 世話方(コーディネーター)
上方落語協会落語家。大阪府豊中市生まれ。1982年、故桂春蝶の門弟となる。1985年FBCラジオのパーソナリティとして自身初めての番組を担当。福井県各地をレポーターとして飛び 回った経験から、上方落語界きっての福井通として知られる。1988年「毎日放送落語家新人コンクール」優勝。落語のルーツは仏教であることから、落語家として始めて釈迦が生まれた地、ネパールで公演を果たす。
先代春蝶門下か、春蝶・・・懐かしいなぁ。
今月も毎週土曜日に番組が組まれている。「きたまえ亭」サイトの7月の番組表

世話人の蝶六はじめ、鶴二や露の紫などの若手中心とはいえ、なかなか楽しそうな顔ぶれではなかろうか。
私が福井の人間なら、ぜひ行きたいと思う。
木戸銭は、前売りなら1,500円とのこと。
【前売り券販売先】
ファーレふくい
住所:〒910-0006 福井市中央1-10-1 マキサダビル1F
営業時間:10時~18時
前売り券は1,500円です。
※当日券は2,000円になります。
半夏生は、その日だけではなく、夏至の七十二候の三つ目の期間でもあり、その日から次の節気である7日の小暑まで続く。Wikipedia「夏至」参照
7月5日の土曜日、福井の方は、鯖焼きで腹ごしらえをして、きたまえ亭の落語を楽しむなんてのも、結構な週末の過ごし方になるのではなかろうか。
ちなみに7月7日は旧暦では6月11日。旧暦の七夕は8月2日、今年は土曜日。
さて、きたまえ亭。こういう地方での寄席、素晴らしい試みだと思う。
私は北海道の田舎で高校までを過ごし、社会人になってしばらくは越後で暮らしたので、生の落語に接する機会がなかった。また、関東圏で住みだしてからも、大好きだった落語のことを忘れていた期間が長かった。
現在は関東圏で住んでいるので、落語環境としては恵まれていると言えるが、落語や伝統芸能に地方の方が接する機会が増えることは実に良いことだと思う。
最近、人気者が全国各地で独演会を開くのが目立つ。もちろん、それも結構だが、やはり寄席の楽しさは格別だ。
しかし、地方でこういった寄席を運営するのは、並大抵ではないと思う。
この木戸銭では、交通費などを考えると運営のご苦労が察せられる。
この寄席では、「浄財」を募集している。
浄財募集
きたまえ亭運営協議会では、只今、平成26年1月4日にこけら落としする福井駅前「きたまえ亭」の浄財(ファンド)を募集しております。
現在のファンド総金額:
1,562,000円(2014年3月3日現在)
おかげさまでここまでたくさんのご支援を頂いております!
ありがとうございます!
今後も皆様からのご支援お待ちしております!
浄財は、きたまえ亭を開設する改装費用及び運営準備費用として、目標額500万円を想定しております。
浄財募集についての文章には、次のような内容が含まれている。
街中へ税金を投入した再生策はここ十数年続いているが際立った効果をあげるには至っていない。そこで有志により寄席小屋を常設し文化・芸術を通して街中に人が集まるきっかけになることを目的とする。
コンクリートを中心とする再生策では、人の心は豊かにならない。
この有志の皆さんの心意気は素晴らしいと思う。
きたまえ亭の奮闘に期待したい。ほんの気持ち程度だが、浄財も支援するつもりだ。
毎週土曜日に開催される寄席、きたまえ亭についてですが、
元々は福井の名産品などを販売していた店舗を改装して小屋としております。
高さ60センチ3畳分ぐらいの櫓を組み、
見台、ひざ隠し、小拍子が置かれ
(噺家さんと噺の内容によっては使われないこともあります)
めくりとマイクも置かれます。
お囃子は上方のお師匠さんが交替で参られ、出囃子はもとより、
上方落語特有の「はめもの」も噺によっては入ります。
席数ですがパイプ椅子が80脚ぐらい置かれ、
冬場には電気暖房に加え毛布の貸し出しなども行われました。
まあこじんまりとした小屋ですが、噺家さんの熱気、
客の笑い声(7割は女性客ですね)が大変良く響きます。
開場すると世話役の方と桂蝶六師もしくは当日のトリをとられる噺家さんの
前説が入ります。近々の上方落語事情などとっておきの話が聞くことができるのが楽しみです。
続いて素人衆の落語が2席ほど入りますが、
これはやはり朝の連ドラ「ちりとてちん」により、福井においては
特に女流の素人落語が盛り上がりまして、
(これには露の都師が福井の旅館で落語大会、また教室を開催するなどの
多大な貢献をされたことが影響しております)
「露の・・」と名乗る女流を中心とした素人衆が出てまいります。
また、お隣り坂井市では蜃気楼龍玉師を先生とした子供落語教室が開催されており、
ここの生徒さん(10歳から15歳ぐらい)もかわいらしい浴衣を纏い、素人衆として出ることがございます。
この際は保護者の方も見えられ暖かく見守っているのです。
(ちなみに龍玉師は現在のところ唯一きたまえ亭に上がられた江戸落語家さんですね)
近年福井ではこの定席寄席ができる以前から、大小様々な落語会が月一度は開催されておりましたが、
これら落語会のペースは変わらず、この寄席が新たに加わったことは、この地域にしては異例なことではないかとも思っております。
仰せの通り維持運営し続けることは大変なことだと思いますが、
なにより足を運ぶことが一番と思い毎週を楽しみにしております。
次回はきたまえ亭で初めての講談師の方が上がられますね。
今後ともご贔屓のほどを。失礼いたします。
素人衆の紹介で「露の・・」とありましたところ、
師匠の露の都から、都をもじり、
「都の亭・・」と名乗る素人衆が出てこられると書くべきところでした。
大変失礼いたしました。
露の都師匠で、「都の亭・・・」ですか、なるほど。
都師匠の高座は横浜にぎわい座でお聴きしたことがありますが、面倒見の良い姉御肌の師匠かと察します。弟子の紫は、昨年のNHKで優勝しても不思議がなかっただけの実力があると思います。
そのうち福井から素晴らしい女流落語家が誕生しそうですね。
龍玉、ですか。師匠の雲助が「きたまえ亭」の高座に上がる日も近いかもしれませんね。
手作りの地域寄席、ぜひ頑張って続くことを祈っています。
今後も時おり「きたまえ便り」をお知らせください。
