都知事選について—投票率の高い高齢者の舛添支持、若者の無関心。
2014年 02月 10日
雪の影響もあっただろうが、投票率は46.14%。衆院選とのダブル選挙だった2012年12月の前回都知事選(62.60%)から16ポイントもダウンの過去三番目の低さ。
まだ、都の選挙管理委員会のレポートが出ていないが、2012年の世代別投票率は次のようになっていた。

高年齢になるにつれ投票率が上がる傾向は、今回も変わらないだろう。
朝日新聞に出口調査で、世代別の支持者が次のように紹介されている。
朝日新聞サイトの該当記事
舛添 田母神 宇都宮 細川
20代 36% 24% 19% 11%
30代 38 17 21 15
40代 40 14 18 21
50代 44 11 20 21
60代 47 7 22 23
70歳以上 55 6 20 18
高齢者が圧倒的に舛添を支持した。これは、福祉に対する期待が大きいということだろう。脱原発よりも、より身近な生活への切実な思いが勝った、ということか。
働きざかりの40代、50代でも、舛添が支持された。40代のみ、舛添と細川+宇都宮が拮抗したが、総じて合計でも舛添を上回ることはできなかった。
20代で投票に行った若者の多くが田母神を支持した。戦争を知らない子供たちは、威勢の良さに騙されたか・・・・・・。細川への支持の少なさ紗は惨憺たるものだ。
いずれにしても、若者の多数は棄権したようだ。いったい、彼等の政治への無関心ぶりはなんなのか。
昨年の参院選の後に書いたが、投票の義務化を真剣に検討すべき時ではなかろうか。2013年7月22日のブログ
宇都宮や細川が勝つ条件は、高齢者の舛添票を奪還できなかったこと、そして、棄権してしまった若者に彼等に投票させるだけの動機づけができなかったこと、と言えるだろう。
舛添の「即時原発ゼロが現実的ではない」という表現の方が、細川や小泉の言葉より、都民には理解を得やすかったかもしれない。そうなると、年齢の比較、行政手腕への期待という要素を含め、舛添に流れる力を止めることはできなかった、ということなのだろう。
細川陣営の立ち上げの遅さや公開討論などを仕組まなかったことなど、戦略と戦術面の拙さがあったことも事実。
などと、評論家めいた分析などをしているヒマはなく、さっそく図に乗った安倍の発言が飛び出していることに要注意だ。(太字は管理人)
47NEWSの該当記事
首相、原発再稼働へ前向き 「現実見据えた計画を」
安倍晋三首相は10日午前の衆院予算委員会で、原発政策を含んで策定中のエネルギー基本計画に関し「現実を見据え責任を持って実現可能かつバランスの取れたものを取りまとめていく」と述べた。
東京都知事選で脱原発を主張した候補が敗れたのを受け、原発再稼働に前向きな姿勢をにじませた発言とみられる。
衆院予算委は首相と全閣僚が出席して2014年度予算案の基本的質疑を行い、実質審議入りした。与党は2月末までの衆院通過を目指す。
首相は原発輸出にも積極姿勢を見せ「周辺国やアジアで原発が新設される際、福島第1原発事故の経験と教訓を共有してもらうことは安全上、重要だ」と語った。
2014/02/10 11:14 【共同通信】
冗談じゃない。「脱原発は争点じゃない」などと言いながら、結果にだけは便乗しようとしている。
残念だが、安倍は、細川と宇都宮の合計得票が舛添を上回っていたら、あるいは、どちらかが、もっと舛添ときわどい戦いができたら、こんなことは言えなかっただろう。
都知事選は終わったが、安倍軍国主義・原発大好き政権と、国民との戦いは、終わっていない。
