BSジャパン、大晦日に「今どき落語特別編」を放送。番組復活は、不明。
2012年 12月 25日
2012年12月5日のブログ
ようやくBSジャパンの番組表で31日の内容も表示されるようになったし、番組の案内も掲載された。BSジャパンのサイトの該当ページ

午後7時からの放送。あくまで「特別」のみなのか、レギュラーとしての復活もあるのかは、サイトの情報からは分からない。
概要は次の通りに案内されている。
番組概要
落語協会、落語芸術協会、落語立川流、圓楽一門会、と。落語4団体から人気、実力を兼ね備えた4人が集合。番組タイトル通り、豪華出演者による、テレビでしか見られない、いや、テレビでも見られなかった夢の競演、
大晦日の落語ライブが実現しました。
一人だけ「えっ?」という人がいるので、“夢の競演”という言葉に強い説得力を感じないが、語りが伊集院光だから円楽(楽太郎)なのであろう。まぁ、後から見てもよいかなぁ、と録画はしておくつもりだ。サイトをご覧になれば、四名の噺家のネタも記載されている。BGMも、たぶんマイルスと察する。
また、この番組の前、午後五時からは、次の番組も予定されている。
談志の芝浜~証言からの真実&テレビ初ノーカット一席
BSジャパンのサイトの該当ページ
私には、なぜ談志の『芝浜』が、これだけ特別扱いされるのか、正直なところ不思議だ。「落語の神様が舞い降りた」とか、いろいろな形容詞がつくことが多いが、それは、やはりその場で一期一会の出会いをした場合にだけ、感動を共有できるもので、ライブラリとして放送するものに、もし過剰な褒め言葉が続くようなら、少し腰が引ける。家元自身が、「俺の落語は『芝浜』だけじゃねえ!」と怒っているのではなかろうか。
この番組では、よみうりホールで三日間にわたって開催された、立川流の追善落語会の様子も放送されるようだ。もちろん、人それぞれだが、私は、こちらは録画するつもりはない。録画したとしても、きっと途中まで見て消すことになるだろうから。
まぁ、それはよいとして、「今どき落語」は、この特別番組のみで終わらず、ぜひ復活を期待している。
テレビ朝日の「落語者」は復活しそうな気がしない。SKY Aの「らくごくら」も、ほとんど休止状態に近い。MXテレビの「東京スカイ座 一朝一席」もあるが、ちょっと出演者がかたよっているように思う。そして、この番組もそう長続きしような気がしない。もっと“短命”の予感がするのは、BS11の「柳家喬太郎のようこそ芸賓館」だ。
地上波、BS以外では、時代劇チャンネルが特番でなかなか頑張っているが、かつて楽しみにしていた横浜にぎわい座の名人会のレギュラー番組がなくなった。
もし、テレビの落語のレギュラー番組が、「落語研究会」と「日本の話芸」だけになるとしたら、ちと寂しいのだ。
