真打披露興行と「落語者」のシンクロ—なかなか味なことやるね、一之輔。
2012年 04月 09日
「落語者」は、前の週も一之輔の『長屋の花見』。テレビ朝日サイトの「落語者-過去の放送-」のページ
「おやっ?」と思って、鈴本の千秋楽3月30日(金)のネタを調べると、『長屋の花見』・・・・・・。
私などより早く気が付いていた落語愛好家の方は多かったと思うが、これは、“確信犯”(?)であろう^^
真打昇進披露興行期間に一之輔の「落語者」の放送がある日、同じネタを先に高座でかけていたのだ。生で聞いたお客さんに、あとでテレビでも振り返ってもらおう、という趣向かと察する。土曜日の私が、まさにそうだった。「あぁ、この場面、そうそうこうだった」などと思い出しながら録画を見ていた。これが逆だと、先に「落語者」で見た後に、生の高座でも同じネタに出会うことになり、「テレビで見たばかりだよ・・・・・・」と若干残念な気持ちになるわなぁ。順番は大事。生→テレビ、で正解だろう。
そう言えば、テレビ朝日から贈られた花が末広亭の舞台上手(?)に飾ってあったなぁ。また、『雛鍔』の放送の最後のインタビューで、一之輔は「(テレビ朝日)落語者のためになんでもします」、というようなリップサービスをしていた。
この“生の高座”と“テレビ”との同じネタのシンクロ、局側のアイデアか一之輔本人の発案か分からないが、なかなか味のあることをやるもんだ。
地上波の再放送をしているBS朝日の「落語者」(月曜夜)でも、下記のように今月後半に一之輔が登場する。昨年10月地上波放送分過去の放送-2011年-だから、順番通りならば23日が『黄金の大黒』、30日が『夏どろ』になるはず。しかし、念のため、放送日近くになったら、(ようやく少しまともになってきた)BS朝日のサイトでご確認のほどを。BS朝日サイトの落語者のページ
*BS朝日「落語者」4月の予定
---------------------------------------------------------------
2012年4月 9日(月)夜11:30~深夜0:00 柳亭左龍
2012年4月16日(月)夜11:30~深夜0:00 柳亭左龍
2012年4月23日(月)夜11:30~深夜0:00 春風亭一之輔
2012年4月30日(月)夜11:30~深夜0:00 春風亭一之輔
---------------------------------------------------------------
記者会見があり、そして鈴本の興行が始まって以降、全国紙やスポーツ紙、週刊誌などでも話題になっているようだが、しばらく一之輔フィーバーは続きそうである。そして、それをプレッシャーどころか自分のパワーにしてしまうような印象を受ける。この人の神経の“太さ”も、小三治会長の抜擢への決断に大きく影響したようだ。
テレビの落語には、人によって好き嫌いはあるだろう。落語は、もちろん“生”がベスト。これには異論がない。しかし、私が最初に一之輔や菊六の落語を知ったのは、ニフティの「ぽっどきゃすてぃんぐ落語」であった。そして、かれこれ前のことになるが、落語が好きになった原点は、ラジオで三代目三遊亭金馬や志ん生の落語を聞いたことである。
最初の落語との出会いが寄席、落語会、という人はそう多くはないだろう。だから、既存のテレビ、ラジオ、そして今日ならではのインターネット、そういったさまざまなメディアに落語というコンテンツが登場することを、私は基本的にポジティブに捉えることにしている。
落語を知らなかった人が、どんな出会いから、特定の噺家や特定のネタを好きになるか分からない。落語の良さを一人でも多くの人に知ってもらいたい、という気持ちがなければ、このブログも書いていない。だから、「今どき落語」の復活を期待しているし、その構成には若干不満もありながら、「落語者」も頑張って続けて欲しい。
何でも「生」が一番ですが、そうそうチャンスを持てない人だって多いと思うのです。でもテレビでもCDでも、そして幸兵衛さんのブログからでも、落語の面白さには気づいていければ上々! それをきっかけにして、いつか生の舞台に出掛けたいと思うようになりますものね。そのためにも幸兵衛さん、頑張ってください。
逆に「生」を味わっておくと、外へ出掛けられなくなってCDやテレビを見ても、ちゃんと「生」の感覚が重なるんです。老後はそうやって過ごそうと目論んでおります(^-^)
仕事をしていたり、妻、母、主婦として勤めがあったりすると、行きたい寄席や落語会に行きたくても行けないことのほうが多いですよね。
それでも落語の息吹を感じたい時、さまざまな手段があることは有難いことだと思います。
微力ながらも、私なりにこのブログで何らかの情報をお伝えできればと思っています。
時には脱線したり拡散したりしますが、お許しのほどを^^
