2月19日は、早熟のトランペッター、リー・モーガンの命日。
2012年 02月 19日
マイケル・カスクーナと油井正一さんの共著『ブルーノートJAZZストーリー』(新潮文庫)から引用する。
*原文のママなのだが、1956年10月には、彼は18歳。1972年2月18日、フィラデルフィアのクラブ“スラッグス”に出演中、14歳年上の妻ヘレンに射殺されて34歳の生涯を閉じたリー・モーガンは、1938年7月10日、ペンシルバニア州最大の都市、フィラデルフィアに生まれた。
(中 略)
1956年10月、17歳の時にガレスピーのバンドに迎えられ、その1カ月後にはブルーノ−トに初リーダー盤<インディード!>を吹き込むほど早熟な“恐るべき子供”だった。
妻が彼を撃ったのは1972年2月18日だが、運ばれた病院で死亡が確認されたのは日付が替わって19日午前2時45分と言われている。なお1938年は昭和13年、だから古今亭志ん朝と同じ年の生まれである。
ブルーノートに数多くのリーダーアルバムを残しており、ベストセラーは何と言っても1963年の「The Sidewinder」だが、私は1957年に収録された次の3枚のアルバムが好きだ。収録順に3月の「Lee Morgan vol.3」、9月「The Cooker」、そして11月(および1958年2月)の「Candy」である。
その中で一枚に絞るなら、やはり「Lee Morgan vol.3」になるなぁ。共演のBenny Golson(ts)、Gigi Gryce(as,fl)も含め、どの曲も素晴らしい。そして何と言っても、前年1956年6月26日に亡くなったClifford Brownに捧げるBenny Golson作「I Remember Clifford」が入っているのだ。

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Lee Morgan vol.3
(BN1557)
1 HASAAN'S DREAM
2 DOMINGO
3 I REMEMBER CLIFFORD
4 MESABI CHANT
5 TIP-TOEING
LEE MORGAN(tp)
BENNY GOLSON(ts)
GIGI GRYCE(as,fl)
WYNTON KELLY(p)
PAUL CHAMBERS(b)
CHARLIE PERSIP(ds)
Recorded in March 24th, 1957
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I Remember Cliffordをお聴きください。とても18歳のプレイとは思えない。
