NHKスペシャル「八百長はなぜ起きたのか」を見て(2月9日放送)
2011年 02月 10日
出演は、NHKの記者(名前は忘れた)、コラムニストの天野祐吉さん, 慶応義塾大学教授の中島隆信,さん、司会が鎌田靖という方。
*録画をせず、酒を飲んでいたせいもあって、ところどころうろ覚え。記者以外の名前はNHKのサイトで確認した次第。ご容赦あれ。
まず印象に残っているのが、初代若乃花、当時の二子山親方が親方全員を集めて八百長(無気力)相撲について厳重注意、というか“檄”を飛ばしている音声。こういう音源が残っているあたりが、まぁNHKならではかな。
“土俵の鬼”と言われた二子山勝治という人が、「このままだと、文部省の支援がなくなり、相撲は潰れる!」というような内容を熱く語っていた。あの頃は、こういう親方を含め、まだギリギリの自浄能力があった、ということだろう。
若い記者が「全容解明・・・」などと力んだところで、中島さんが、それよりも今後のことが大事、というニュアンスのことを言っていたが、私の持論に近いものを感じた。ネットで調べたところ、『大相撲の経済学』(ちくま文庫)という本も出している経済学者らしい。この本、おもしろそうなので読んでみようと思う。
天野祐吉さんは今年で喜寿を迎える方なので、かつてキラリと光った切れ味が・・・・・・。
くどいとご指摘を覚悟で、あの席に杉浦日向子さんがいれば、と思う。しかし、番組の主旨を聞いた時点で出演を辞退したかもしれないなぁ。“国技”なんて言葉がタイトルにあることにも抵抗があっただろう。杉浦さんなら、もっと別なアプローチがあることを十分承知していたから。
なんと言ってもこの番組で光ったのは、二子山親方。そして、次が中島隆信さん。
花田勝治少年が入門した時代は、激しい稽古に耐えながら、親方や先輩たちの「土俵に金が埋まっている」という言葉を励みに精進したのだろう。そういった精神論だけでは管理統制がとれない時代になったことは間違いがない。中島教授のような人なら、少しは改革について今日でも妥当性のある提言が期待できるかもしれない。そんな印象を受けた。
そういう感覚だから広告の評論家などという商売を続けてこられたんですね。
