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噺の話

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今年最初の「落語研究会」の出演者とネタを見て

今年最初の落語研究会の顔ぶれとネタが下記のように発表されていた。

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第499回落語研究会のお知らせ
[日 時] 2010年1月12日(火)
夜6時開場/6時30分開演
[場 所] 国立劇場小劇場
[番 組]
「駒長」  五街道弥助
「兵庫舟」 三遊亭王楽
「竹の水仙」柳家喬太郎
「愛宕山」 古今亭菊之丞
「子別れ」 古今亭志ん輔
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BS TBS 落語研究会

 私は、チケット入手方法や開演時間から察してサラリーマンの来場を拒んでいるとしか思えないこの会には行ったこともないし、今は行こうとも思わない。しかし、テレビ放送は内容によって見ている。
 だから、出演者とネタは、テレビ放送を見るかどうかの判断材料となる。特に、TBSのBSの方のサイトが情報が新しいから参考にするし、実際に見るのもBSを収録しておいて後から休日などに見ることが多い。
 
 さて、このプログラムを見ていくつか思い浮かんだことがある。疑問と邪推、と言っていいだろう。

(1)円楽一門からの出演
 同じ京須偕充さんがプロデュースする朝日名人会の今年の出演予定者に円楽一門の名前がないことへの疑問と邪推を、12月3日のブログで書いた。
 12月3日のブログ
 その中で、円生襲名問題をめぐる対立のために円楽一門は京須さんから締め出されているのではなかろうか、と書いたのだが、もしかして、落語研究会への王楽出演は、京須さんと円楽一門との和解の前兆なのだろうか?
 *もちろん、京須さんと円楽一門が対立しているという前提も邪推。

(2)王楽のネタと2007年9月15日の朝日名人会の顔ぶれとの偶然
 兼好ではなくて王楽かぁ・・・・・しかもそのネタは、私が会場に出向いた2007年9月15日の朝日名人会と同じ『兵庫舟』だって?!京須さんは兼好よりも王楽を評価しているのか?
 そして、あえて二年以上前の朝日名人会と同じネタで、彼の成長を確認しようということか。加えて、同じ2007年9月15日の朝日名人会の出演者とネタは次の通りだった。
  三遊亭王楽 (ネタは『兵庫舟』)、古今亭菊之丞 (『酢豆腐』)、
  古今亭志ん輔 (『居残り佐平次』)、柳家喬太郎 (『粗忽長屋』)、
  柳家権太楼 (『質屋庫』) 

 なんと、出演者の“四名”が同じ・・・・・・というのは、偶然?
 またまた邪推なのだが、京須さん自身がプロデュースする二つの大きなホール落語会の
 ネタ帳をめくりながら、二つの会を併せて、「えいやっ!」と、ローテーション的に
 出演者を決めている、なんてことはないよなぁ・・・・・・。

(3)ネタ選び
 あえてもう一つの疑問と邪推は、そのネタ選びである。王楽の『兵庫舟』の疑問とは別に、喬太郎の『竹の水仙』に志ん輔の『子別れ』・・・・・・。この二人にとって、十分にこなれたネタでは?
 落語「研究会」って、もっとチャレンジングなネタが本来はふさわしいのではないの。いろんな方のブログなどから察して、落語研究会には高齢者の落語愛好家の常連さんが多いようだ。
 それはそれで結構だと思う。私も悠々自適の身になったら(いつのことやら!)、
 喜んでチケット購入のために列をつくるだろうし、この会を楽しみにし同好の士
 とのアフター落語会での一杯を心待ちにするだろう。
 
 ここで、またまた邪推。もし落語研究会の常連さんで、他の落語会や独演会など
 にはあまり出向かない方で、いわゆる声の大きな人が、
 「喬太郎の『竹の水仙』はいいらしいねぇ。今度聞きたいね」
 「志ん輔の『子別れ』もいいらしいねぇ」
 などという要望に京須さんが応えた結果だとしたら、“それでいいの?”ということ。
 *くどいようですが邪推です。
 もちろん、その噺家さんが十八番のネタに大幅に手を入れた上での最初の発表の場が
 この会である、といううこともありえる。これは、しっかり後からテレビで確認させて
 いただきましょう。

“しつこい!”とのお叱りを覚悟で、また書く。同じ人が二つの大きな落語会をプロデュースしていることが、やはり問題だと思うのだ。家の近所にたまたま高層マンションが建築され、電波障害対策として工事費無料でケーブルテレビに加入できたので、私は「TBSチャンネル」で過去の落語研究会も見ることができる。聞き手の山本文郎さん、解説の榎本滋民さんの名コンビぶりが楽しい。榎本さんの嫌味のない、そして図なども使った懇切丁寧な解説は大好きだ。それに比べて、最近の京須さんの解説は・・・・・・。
 
 そろそろ、どちらか一つに絞りましょうよ、京須さん。あるいは、朝日新聞社かTBSが勇気をふるって、今日の若い落語ファンの視点にも立ちながら長期的な観点で、伝統的な落語会をリニューアルできるプロデューサーに代える時期がきているのではなかろうか。
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by kogotokoubei | 2010-01-04 17:43 | 寄席・落語会 | Comments(0)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


by 小言幸兵衛