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『坂の上の雲』への落語家の出演について

今回はNHKで放送中の『坂の上の雲』への、落語家さんの出演について。

 第一回の放送で笑福亭松之助師匠が出演していても、松之助師匠は立派な“役者”なので特別な感覚はなかった。そして第二回放送で、寄席に繰り出した秋山真之ご一行に野次られる下手な噺家の役を古今亭菊六が演じたのを見てうれしかったし、この番組関係者のキャスティングのセンスの良さを感じたものの、寄席に落語家がいるのは当たり前なので、それ以上の詮索をしなかった。
 しかし、先日の第三回目。松山の警察署長役で柳家喬太郎の登場となると、これは明確に“意図的なもの“を感じるではないか。

 司馬遼太郎を愛読する私は、もちろん今後三年間このドラマを見るつもりだが、本来の壮大な歴史物語を見る以外に、もしかして新たなこのドラマの楽しみが増えるのだろうか。

 (1)ドラマに登場する正岡子規や夏目漱石が落語好き・寄席好き←これは事実
 (2)番組関係者(演出家など)が落語好き←これは想像

というつながりで、今後も現役噺家さんの思わぬ場面への登場があるのなら、それはなかなか結構なことであり楽しみである。あるいは、喬太郎出演は“たまたま”で、今後はこういった落語ファンにとっての“サプライズ”はないのかもしれないが・・・・・・。

 いずれにしても、原作良し、キャスト良し、このドラマからは目が離せませんぞ。
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by kogotokoubei | 2009-12-15 12:10 | 役者としての落語家 | Trackback | Comments(0)

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by 小言幸兵衛
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