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噺の話

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朝日名人会について その弐

5月30日のブログで、今年から価格改訂(値上げ)をした「朝日名人会」が、どのような顔合わせで今年度(4月から来年3月まで)の顔合わせを考えているか、ということについて私見を書いた。
2009年5月30日のブログ

その時点での終了した出演者と出演予定者は、ホームページに次のように記されていた。
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第88回終了 4月18日(土) 桂文珍・入船亭扇遊・柳家喬太郎・桂平治・立川志の吉 
第89回終了 5月16日(土) 三遊亭圓窓・柳家権太楼・林家たい平・柳家三三・三遊亭きん歌 
第90回   6月20日(土) 柳家小三治・立川志の輔・古今亭菊之丞・柳亭左龍・入船亭遊一 
第91回   7月18日(土) 柳家さん喬・金原亭馬生・瀧川鯉昇・柳家喜多八 ・三遊亭金兵衛
第92回   9月19日(土) 五街道雲助・柳亭市馬・柳家花緑・柳家三三・柳家三之助
第93回   10月17日(土) 桂歌丸・桂文珍・三遊亭小遊三・三遊亭金時・春風亭一之輔 
第94回   11月21日(土) 柳家さん喬・柳家権太楼 ほか
第95回   12月19日(土) 柳家さん喬・柳家小さん ほか
第96回    1月16日(土) 柳家権太楼 ほか
第97回    3月20日(土) 柳家小三治・立川志の輔 ほか
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そして、今日時点の情報は次のようになっている。
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第88回終了 4月18日(土) 桂文珍・入船亭扇遊・柳家喬太郎・桂平治・立川志の吉 
第89回終了 5月16日(土) 三遊亭圓窓・柳家権太楼・林家たい平・柳家三三・三遊亭きん歌 
第90回終了 6月20日(土) 柳家小三治・立川志の輔・古今亭菊之丞・柳亭左龍・入船亭遊一 
第91回終了 7月18日(土) 柳家さん喬・金原亭馬生・瀧川鯉昇・柳家喜多八 ・三遊亭金兵衛
第92回   9月19日(土) 五街道雲助・柳亭市馬・柳家花緑・柳家三三・柳家三之助
第93回   10月17日(土) 桂歌丸・桂文珍・三遊亭小遊三・三遊亭金時・春風亭一之輔 
第94回   11月21日(土) 柳家さん喬・柳家権太楼・入船亭扇遊・橘家圓太郎・五街道弥助
第95回   12月19日(土) 柳家さん喬・柳家小さん・柳家喬太郎・古今亭志ん丸・金原亭馬治
第96回    1月16日(土) 柳家権太楼・五街道雲助・古今亭志ん輔 ほか
第97回    3月20日(土) 柳家小三治・柳家三之助 ほか
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3月の会における大きな相違点が見逃せない。志の輔の名前が消えた。
たしかに、ホームページには次のような注釈は書いてある。
「 出演者は都合により変更になることもあります。」

5月30日のブログで私は、柳家小三治・立川志の輔という超目玉企画が値上げでも年間通し券応募者の確保を含め来場者のつなぎとめとしての戦略(?)であろう、といったニュアンスのことを書いた。
6月には、予定通りに“ゴールデンコンビ”は実現したようだ。しかし、3月は、どうも怪しくなってきたようだ。「都合により変更」は、この手のイベントにはつきもので、それはしょうがないが、志の輔目当てで通し券に応募して当選して料金払い込み済みの落語愛好家や、3月20日という期末の大事な時期に予定を空けてチケット入手の幸運を祈っているファンに対し、もう少し説明が必要ではないのだろうか。他の噺家さんとは、少し事情が違いますよ。パルコを一ヶ月近く満員にする人であり、今もっともチケット入手が難しい噺家さんだ。何か他の予定をどうしても優先せざるを得ないのなら、はっきり「白黒(シロクロ)」つける注釈があっていいいだろう。プライドの高い“朝日”だから、そんなことをするとは思わないが、あえてこのことは言っておきたい。

もちろん、この「朝日名人会」が、小三治や志の輔といった特定の噺家さんの番組ではない、ということは百も承知で二百も合点である。しかし、それにしては、顔ぶれが偏ってるんじゃありませんか!
5月30日のブログで、私はこんなことも書いた。
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顔ぶれを見ると、同じ名前が多すぎるなぁ、というのが素直な感想。さん喬師は好きだが、
11月と12月が連続というのは、番組編成上でいかがなものか・・・・・・。
桃月庵白酒や古今亭菊志ん、三遊亭兼好や歌奴は11月以降に出演するチャンスがあるの
だろうか、なども気になる。
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雲助ファンには9月に続いて1月にも出演ということは朗報だろう。同じく9月出演の三之助が、真打昇進の年に師匠がトリの会で出演するのも、分からないでもない。
しかし、どう考えても出演者のバリエーションが多彩であるとは思えない。今もっとも光っている若手・中堅の欠落が多いように思う。まさか出演依頼したのに断ったわけではあるまい。

選者の京須さんは、もしかしたら下記のような、かつてのホール落語会のように固定メンバーでの落語会を模索しているのだろうか。
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「東横落語会」(プロデューサー:湯浅喜久治)
 桂文楽、古今亭志ん生、三遊亭圓生、桂三木助、柳家小さん

「精選落語会」(プロデューサー:矢野誠一)
 桂文楽、三遊亭圓生、林家正蔵(彦六)、三笑亭可楽、柳家小さん
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時代も落語家の人数も、そして“名人”の人数も違う今日、ホール落語会の顔ぶれは多彩であって欲しいし、そうならざるを得ないと思うのだ。京須偕充プロデューサーが、この会をどう導こうとしているのか、どうも分からない。以前のブログにも書いたのでくどくなるが、落語研究会と朝日名人会、この二つとも同一人物がプロデュースしていることが問題の根源であるように思う。

権威や歴史を売り物にする落語会だからいろいろとしがらみもあるのだろう。そろそろ、堀井憲一郎さんあたりが主宰する新機軸のホール落語会があってもよいとも思う今日この頃である。
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by kogotokoubei | 2009-08-25 18:24 | 寄席・落語会 | Comments(0)

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