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「ぽっどきゃすてぃんぐ落語」復活への期待

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*「ぽっどきゃすてぃんぐ落語」サイトから

いくつかのブログから「ぽっどきゃすてぃんぐ落語」の休止を惜しむ声が聞こえてくるが、私もまったく同感である。この番組の魅力は、人数の多さから寄席の出番が限られている二つ目さん達の元気な噺を楽しむことができたことだと思うが、それは聞く側にも話し手のほうにも大きな恩恵をもたらしていたと思う。

聞く側には、これから落語界を担うであろう若手の噺家さん自身を知ることと、落語のさまざまなネタを知ることができた。
噺家さんには、人数の多さと寄席の少なさという関係で限られていた芸を披露する場・機会が提供された。持ち時間も寄席よりは多い。加えて、寄席とは違う若者中心の会場で伸び伸びと演じることもできたように思う。もちろん大先輩達がいないから、寄席なら主任クラスでしかできない大ネタをかけることもできた。

今、アトランダムに思い出すと次のような人と噺が印象的だったし、いまだにiPodで楽しむことができる。(名前はすべて当時のまま。順不同)

○柳家三三    釜泥
○柳家三之助   棒鱈
○立川笑志    紺屋高尾
○三遊亭好二郎  明烏
○春風亭一之輔  鈴ヶ森
○古今亭菊朗   悋気の独楽
○古今亭志ん太  真田小僧
○古今亭菊六   片棒
○三遊亭きつつき もぐら泥 
○三遊亭歌彦   八五郎出世(妾馬)
○五街道弥助   鮑のし
○三遊亭遊馬   禁酒番屋
○春風亭栄助   新・生徒の作文
○川柳つくし    年下の男の子
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そして、最後の配信『猫久』でこの番組に数多く出演した一之輔は、マクラでやや自虐的なツッコミを入れながらもこの番組のおかげで多くの落語ファンに自分たちの噺を聞いていただくことができたことを紹介しているが、彼らを世に紹介することにおいて、この番組の果たした役割は本当に大きいと思う。

同じような無料ダウンロード可能な番組として「お台場寄席」があるが、こちらは10年以上も前の音源だったり、最近の収録は結構名の通った実力派真打が中心で、それはそれで楽しいのだが、ピチピチの若手二つ目の出番はほとんどない。あえて付け加えるなら「ナビゲーター」とか自称する方への好みもあって、こっちを聞かない人もいるのではなかろうか。ちょっと高慢な「やかん」だと感じる時がしばしばある。横道にそれた・・・・・・。

「ぽっどきゃすてんぐ落語」復活のための、まったく身勝手な案を思いつくままに。

案A--------------------------------------------------------------------
新スポンサーとして、落語協会・落語芸術協会・立川流・円楽グループが共同で出資
□理由や方法
演じる場の少ない二つ目をいかに世間に紹介するかという課題の解決のために、ある
程度は所属団体で機会拡大をする義務もあるでしょう。組織の規模に応じて運営に
必要な金額を出し、また出資額に応じた人数を出演させる、という理屈です。
一般企業は、現在の経済環境などから難しいでしょう。そういう意味で、「お台場寄席」
のロッテはえらい。
□懸念事項
まぁ、こういう形態をとるとイザコザが起こるのも必然。いかに協調できるかが鍵です
なぁ。ニフティさんの調整能力が必要。
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案B--------------------------------------------------------------------
ダウンロードの有料化
□理由や方法
無料での収録への参加、無料配信、という仕組みでスポンサーがつかないのなら、
短絡的ではあるが有料化が一案。
方法(1)
 一席ごとの個別有料ダウンロード
   損益分岐点は分かりませんが、一席200円~300円の設定なら私は買います。
方法(2)
 会員制
   これも損益分岐点によって、月あるいは年会費を設定して、会員のみのダウン
   ロードという仕組み。月会費2,000円以下なら、私は加入します。もちろん収録
   には会員のみが参加可能。
□懸念事項
個人情報保護対策を考慮し、クレジットカード決済よりもネットマネーや
ちょコム決済などのほうが良いと思います。
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案C--------------------------------------------------------------------
収録の「ニフティ寄席」有料化とダウンロード有料化の合わせ技。
□理由や方法
ダウンロード費用を少しでも軽減するためと、有償でも生で聞きたい人の来場の確率
を高めるため。
□懸念事項
有償化での来場者数確保。
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二つ目さんの噺をする場を増やすことと落語ファンに多くのコンテンツを提供すること、そして新たな落語ファンを獲得する、といった効果を考え、ぜひこのような番組は残って欲しいという思いからの個人的な提案ですが、いかがでしょうか。
ニフティさんもいろいろ検討されたに違いありませんが、諸般の事情があるのでしょう。しかし、決してあきらめないで欲しい。落語ファンはあなた方のこれまでの努力に大いに感謝しているし、今後復活するために応援もしてくれるはずです。

一之輔が表現したとおり、あくまでも「仲入り」のお休みであって欲しい。
Commented by yotaro-3 at 2009-04-25 00:10 x
こんにちは。
現状では有料配信というのはなかなか難しい気がします。
例)SSWebが終了、笑王は継続しているものの1年以上更新がない、iTunes Storeでの「朝日いつかは名人会」の配信が中断されているetc.

採算の壁を越えるためにはやはり主催者側の「熱意」というのが必要なのでしょうね。ラジオデイズはそういう意味だと今のところ成功だと思うし、配信ではありませんが、研鑽会が長く続いているのも主催者側の「熱意」あってのものだと思います。

でもね、何か上手いアイデアで「ぽっどきゃすてぃんぐ落語」を再開できないですかね。

Commented by 小言幸兵衛 at 2009-04-25 00:35 x
コメントおよび貴重な情報をありがとうございます。なるほど、他のネット配信落語も、
そういう厳しい状況なのですね。また、ご指摘のキーワード「熱意」、よ~くわかります。
都合よくネットからいただき放しの私のようなリスナーが、単なる思いつきのような案で
ビジネスが成り立つほど甘くないのは百も承知二百もガテンですが、復活を待つ「熱意」
だけは持ち続けたいと思います。

Commented by 梅薫庵 at 2009-04-27 12:02 x
ちょっと時間があきましたが、この件に関するわたしの考えをブログで書いてみました。要は景気の波に左右される外部の企業に頼るより、落語協会自身で何とかやれよ、ということです。アイディアと実行力さえあれば、実現の可能性もなくはないですが、落語協会自身にもいろいろと問題があり、ちょっと???と思っています。先代の小さん師が会長のころから言われていることであり、それがまだ実現しないのですから。

Commented by 小言幸兵衛 at 2009-04-27 17:47 x
なかなか難しい問題ですが、みるくま日記さん、yotaro-3、梅薫庵さんなど
多くの落語ファンがブログに採り上げ、継続への期待や運営のアイデア
などを訴えていくことで、再開に少しでも近づくことを期待します。
運営サイドや協会にとっては、我々の言い分は非現実的な理想論やべき論
と思われるかもしれませんが、インターネットの時代に、時間と空間を越えて
落語界のために貢献してきた番組がなくなるのはホント惜しいと思いますねぇ。

Commented by ハナシコ at 2010-01-05 20:20 x
はじめまして。私もぽっどきゃすてぃんぐ落語で好きになったクチです。早速ですが「ニフ亭寄席」として同じページで再開されているのはご存知でしょうか。恐らく有料化になるのでしょうが、今、音源を集めるため無料公開録音会が昨年11月より開かれており、再開のことをご存知ない方が多いせいでしょうか、2回とも当選できました。以前は多少の出来不出来もあったかと思いますが、12月はかなりレベルの高い噺が聴けましたよ。
どういう形で復活配信となるかはまだニフティのご担当者さんは名言されませんでしたが、1月には何らかの形で、、、とおっしゃってました。

Commented by 小言幸兵衛 at 2010-01-06 08:49 x
 過去の内容にまでお立ち寄りいただき、有益な情報を頂戴し、
ありがとうございます。「何か準備をしているな・・・・・・」とは思って
いましたが、そうですか。
年が明けてサイトが更新されていませんが、ともかく期待したいですね。
なんらかの形で再開された時には、ぜひブログでも紹介したいと思います。

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by kogotokoubei | 2009-04-24 12:04 | インターネットの落語 | Comments(6)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


by 小言幸兵衛