噺の話

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カテゴリ:落語芸術協会( 23 )

 円楽が単独で落語芸術協会(芸協)に入るらしい。
 日刊スポーツから引用する。
日刊スポーツの該当記事
三遊亭円楽、落語芸術協会に客分加入 席亭が後押し
[2017年6月24日9時41分 紙面から]

 5代目円楽一門会に所属する落語家三遊亭円楽(67)が落語芸術協会(桂歌丸会長)に客分として加入することが23日、分かった。

 円楽は5代目円楽一門会に所属。過去一門会全体の合流を打診したが拒否されていた。今回は席亭の後押しもあり、円楽は一門会に属しながら単独での加入を申請。27日に開催される同協会総会で正式承認される。

 “客分”・・・まるで、ヤクザの世界^^

 後押しした席亭は・・・末広亭かと察する。

 なぜかと言うと、芸協の芝居で客の入りが悪く、他流派からの出演などでテコ入れするように注文したのが末広亭の席亭だったかからだ。

 五年前に、新聞記事の紹介などで、芸協と他流派をめぐる一連の動きについて記事を書いた。
2012年1月27日のブログ
2012年2月7日のブログ
2012年4月16日のブログ

 芸協による定席寄席(芝居)は、その後若手育成などの成果も出て、客の入りは改善されていると思う。

 五代目円楽一門が丸ごと加入することで、鈴本以外に三つ、国立演芸場を含めても、たった四つしかない寄席への出演機会が減ることには、会員の多くの抵抗があったため、まとめて加入する案は実現しなかったのだろう。

 では、円楽一人なら、いいのか・・・・・・。
 私は、まったく合点しない。

 これは「笑点」で全国レベルの知名度のある円楽を利用した観客動員のための措置であるとしか思えず、会長歌丸との強い関係が背景にあるのは間違いなかろう。

 立川談幸が弟子二人を連れて芸協に加入したのとは、まったく違う。

 ブログを始める前に生の円楽(当時は楽太郎)の高座を聴いている。
 テレビで「今どき落語 特別編」の高座を見たこともある。
2013年1月3日のブログ
 その放送で、高座の後のインタビューを見た感想を次のように書いていた。
「誰かが談志、志ん朝を継いでもらい、三人会をしたい」などと言う発言を聞いても、この人がとんでもない勘違いをしていることが分かる。噺家として肝腎な時期に寄席に出ることが出来なかったという外的要因もあるが、それ以上に、自分が上手いと思っている驕りが見える。

 テレビでの人気に胡座をかいた傲慢さが、高座から漂ってくるのだ。

 それだけの技量があるか・・・・・・。

 芸協の同程度のキャリアのある噺家さんと比べて、彼らを上回る技量があるとは、まったく思えない。

 彼が寄席に出るということは、誰かが出番を失う、ということである。

 観客動員は増えるかもしれない。
 しかし、経済的要因だけでは測れないものを、芸協は失うように思う。

 円楽が提唱した博多の落語会などを含め、芸協の噺家さんと交流は深くなっていて、会長、副会長以外にも、彼の入会に賛成するベテランもいるかもしれない。

 しかし、快く思わない協会員も少なくないだろう。

 もちろん、好みの問題も、ある。
 少なくとも私は、彼が出る芸協の芝居には、行くつもりはない。

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by kogotokoubei | 2017-06-26 12:54 | 落語芸術協会 | Comments(2)
 先ほど、テニス仲間との合宿から帰宅したところ。
 昨日はあいにくの雨だったが、そのかわり今日、いつものテニスクラブに戻りテニス。
 恒例の昨夜の宴会での落語は一之輔版を元にした『鈴ヶ森』と春風亭柳枝の音源を元にした『野ざらし』。
 一之輔は、かつてのニフティ寄席の音源。あのポッドキャストは、実に貴重な音源を残してくれたなぁ。
 あくまで登場人物に対して話すようにしたら、それぞれ短縮版ではあったが、結構良くできたように思う。
 雨で出来なかったテニスの代りにアサヒビール神奈川工場を見学し、昼から無料の出来立てビールを三杯飲んだのが効いてはいたが、なんとか高座(?)を務めることが出来た。
 
 帰宅し少しネットをのぞいたら、歌丸の落語芸術協会(芸協)会長の後継者に関する記事が目に入った。
 スポニチから引用。
スポニチの該当記事

落語界に新しい風を吹き込む芸協 桂歌丸の“後釜”は?

 現在も横浜市内の病院に入院中である落語家の桂歌丸(80)。肺炎という高齢者にとっては非常に危険な病気だったが、症状はほぼ治まり、日増しに体力も回復している。一時は35キロまで落ち込んだ体重も、病院食を毎日ペロリと完食していることもあって着実に増加。周囲には「病院で1・5キロも太ったよ」と笑顔を見せている。

 とはいえ、昨年から何度も入退院を繰り返しており、決して万全とはいえない状態。退院しても、定期的に高座を務めることに不安はぬぐえない。さらに、現在は落語芸術協会の会長。月に約10日は行事などの出席が義務づけられる会長職の継続は、相当難しいと思われる。5月下旬に理事による会議では、後任について議論が交わされるのは必至だ。

 問題は後継者の選定。副会長を務める三遊亭小遊三(70)は昨年4月に不整脈の手術を行っており、健康に不安がないとはいえない。そんな中で有力視されていたのが春風亭昇太(57)だった。

 落語家が最も多く在籍している落語協会は、3年前に柳亭市馬(55)が52歳という協会史上最年少で会長職に就いた。副会長には林家正蔵(54)が就任し、幹部の若返りに成功している。そのため、芸協の周囲では昇太待望論もあったが、昨年の「笑点」司会就任とともに人気が沸騰。大河ドラマにまで出演するほどになってしまった。現時点では芸協主導の寄席やイベントへの出演にもスケジュール調整が難しい状態で、会長職を引き受けることは、昇太に相当な負担を強いることになる。

 真打ちの数は約100人で、落語協会は倍の約200人。どうしても人材不足となりがちだ。ただ「二ツ目」と呼ばれる若い落語家には活きのいい落語家が揃っている。柳亭小痴楽(28)、春風亭昇々(32)、講談の神田松之丞(33)らは「渋谷らくご」などお笑いライブ感覚の落語会を開催し、これまであまりアクセスすることのなかった若い女性ファンを取り込んでいる。

 かつては「古典の落語協会、新作の落語芸術協会」と言われたこともあるほど、旺盛な創作意欲で落語界に新しい風を吹き込んでいた芸協。その伝統を若手が体現している今、誰が舵を取るのか注目したい。[ 2017年5月12日 10:45 ]

 この記事でいくつか気になることがある。
 
 まず、落語協会が市馬会長、正蔵副会長という“幹部の若返りに成功”と記しているが、いったい何が成功に値するのだろうか。

 “若さ”の象徴とも言えるはずのネット時代の組織の看板であるホームページは、改悪されたままだ。

 市馬会長体制になってから、果たして、落語協会の活動について、落語愛好家が良い意味での変化を見出せたことがあっただろうか。

 落語協会の役員など幹部は、HPに次のような名が並ぶ。
落語協会HPの該当ページ
当期役員(任期:平成28年6月24日より2年間)
会長 柳亭市馬
副会長 林家正蔵
常任理事 柳家小さん・三遊亭圓丈・柳家さん喬
理事
古今亭志ん輔・入船亭扇遊・金原亭馬生・
三遊亭歌る多・三遊亭吉窓・五明楼玉の輔・
林家たい平・柳家喬太郎・鏡味仙三郎

監事 柳家さん八・柳家権太楼
外部監事 友原征夫(会計士)
最高顧問 鈴々舎馬風
顧問 三遊亭金馬・柳家小三治
外部顧問 寺脇研(京都造形芸術大学 芸術学部教授)
相談役 三遊亭圓窓・林家こん平・桂文楽・林家木久扇


 たい平や喬太郎が理事になったことで、何かが変わったのか・・・・・・。
 若手を幹部に抜擢して、何か“新しい風”が持ち込まれたのか。

 真打ち昇進にしても、前小三治会長が行ったような抜擢はその後続かず、かつての芸協よりも年功(年々)序列になっている。
 それも、今年は春に五人、秋に三人の真打大バーゲン(?)だ。
 加えて三木助という名跡の安易としか思えない襲名・・・・・・。

 対照的に芸協は今まさに昇進披露興行中の二人だけ。
 このところ、真打ち昇進には芸協の方が厳しい目で見ているような気がしているが、落語協会の大量昇進に比べて、私は芸協の選抜の姿勢を好ましく思っている。

 いわゆる“成金”という言葉が象徴する元気な二ツ目は、たしかに芸協所属の若手が多い。
 彼らが今後の東京の落語界を背負って立つことができるかどうかも左右するだろうから、たしかに、歌丸の後継会長は気になるところだ。

 芸協の幹部は次の通り。
落語芸術協会HPの該当ページ

会長 桂 歌丸
副会長 三遊亭 小遊三
理事 三遊亭 遊三
理事 三笑亭 茶楽
理事 春風亭 小柳枝
理事 三笑亭 夢太朗
理事 桂 米助
理事 古今亭 寿輔
理事 桂 歌春
理事 柳亭 楽輔
理事 柳家 蝠丸
理事 瀧川 鯉昇
理事 春風亭 昇太
理事 桂 竹丸
理事 春風亭 柳橋
理事 桂 文治
監事 山遊亭 金太郎
監事 三遊亭 遊吉
参与 鏡味 健二郎
参与 東 京太
参与 神田 松鯉
最高顧問 桂 米丸
相談役 三笑亭 笑三


 さて、歌丸の後継を決めるなら、誰が相応しいのか。

 私は、昇太にそれを期待していない。いいじゃないか、テレビの人気者で。
 そういう役回りの人も必要なのだから。

 組織が若々しくなるには、物理的な年齢の若さではなく、あくまで精神的な若さと、落語への情熱、組織改革のための構想力に企画力、そして文科省の役員や席亭などとの交渉における政治力が重要なのである。

 
 たとえば、茶楽などが会長になったら、彼ならではの理性的な目で組織を活性化させることができそうな気がしている。
 寿輔だって、悪くない。あの人ほど寄席を大事にしている人もいないではないか。

 スポニチの記事には小痴楽など、最近脚光を浴びている二ツ目の名前が挙がっているが、彼らを売り出すことに歌丸の精神的な後押しが強かったことは、小痴楽のツィッターなどでよく分かる。

 歌丸は、落語協会が一之輔や文菊、志ん陽を抜擢して真打に昇進させた際に取材を受け、かたや年功序列の芸協と言われ、憮然として「うちはうち」と答えた。

 今、逆に年功的要素が強くなった落語協会を横目で見て、歌丸は毅然として「うちはうち」と思っているような気がする。

 そういった精神を受け継ぐことができる人が後継者に相応しいのではなかろうか。

 この記事を読んで、いくつか違和感を覚えるとともに、そんなことを思っていた。

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by kogotokoubei | 2017-05-14 16:25 | 落語芸術協会 | Comments(2)

 落語芸術協会の下席のメールマガジンが届いた。

 毎回楽しみなのが、小南治による「小南への道」。

 入門一ヶ月で、ついに師匠が『平林』の稽古をしてくれたとのこと。

 一部、ご紹介したい。

二日目、三日目、と演って頂き、四日目に私が師匠の前で喋るのです。

「思った程の訛りは無いなぁ。」

上下(カミシモ)の事、登場人物の年格好、そして、もっと大きな声で喋る事など注意して
頂きました。

「高座で演ってもええよ・・・。」

隣の部屋で聞いていた、南なん兄さんと南てん兄さんから

「紙切りで人前で喋った事があるんだろう。
もう少し上手いと思っていたのになぁ~。」と、残念がられました。

「平林」を喋る私の高座を見た南喬師匠からも言われました。

「お前は、身体を動かし過ぎだ。
歩く、走る、の描写以外は身体を揺らすな!」

子供の頃から正楽に紙切りの手ほどきを受けていた私には、座布団に座ると身体を揺らす。
このDNAが組み込まれていました。

 父の弟子だった当代正楽の科白を思い出すねぇ。

 動いていないと、暗くなります^^

 つい、紙切りの癖が出てしまったわけだ。

 なかなか、微笑ましい逸話だ。

 浅草の下席、昼の主任が寿輔で、夜が小南治。
 
 色物を含め、なかなか魅力的な顔ぶれが並ぶが、行けるかなぁ・・・・・・。

 そろそろ、生の落語への禁断症状が出てきた。

 いろいろ野暮用があるが、僥倖と縁を期待しよう。


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by kogotokoubei | 2017-02-20 21:45 | 落語芸術協会 | Comments(0)
 桂春之輔が、来年四代目春団治を襲名するというニュースには、驚いた。
毎日新聞の該当記事

 三代目のご指名だったんだ。

 春之輔をよく知らないので、何とも言えないのだが、ちょっと時期が早すぎるような気がするなぁ・・・・・・。

 襲名と言えば、落語芸術協会の桂小南治が、今年9月に三代目小南を襲名する。

 毎席ごとに月に三回送られてくるのが楽しみな落語芸術協会のメルマガには、小南治の「小南への道」という連載(?)があって、毎回楽しみにしている。

 第一回は、昨年11月上席のメルマガだった。
 引用する。

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【小南への道】 ~桂 小南治~
---------------------------------------------------------------------------
興行は来年9月21日新宿末広亭から始まります。
役員会議で決定されましたが、まだまだ何も手を付けておりません・・・。

そこで、私の入門の経緯など書かせて頂きます。

御存知の方もいらっしゃると思いますが、私の親父は紙切りの二代目林家正楽で、
二楽は私の実弟です。そして、親父の一番弟子が現三代目の正楽師匠です。小学校
の頃から何の違和感も無く、いずれ親父の後を継いで紙切り師になるものと思って
いました。その為には人前でもあがらない様、また、自分の手元では無く他の師匠
の所で修業させようと親父は学校寄席などで良く御一緒した鷺ノ宮の小南を選びま
した。

 二代目正楽は、テレビで見たような記憶はある。
 非常に貫禄のある姿だったはず。

 12月上席版もご紹介。最初に名をもらったことなど。

---------------------------------------------------------------------------
【小南への道】 ~桂 小南治~
---------------------------------------------------------------------------

初めて対面した小南師匠は、この年還暦を迎えております。
正楽の隣で何もわからず正座をしている18歳の私に諭す様に話してくれました。

「この世界は弱肉強食じゃよ。一人前になる事が出来れば、こんないい商売は無いよ。
その分、なり損ねると惨めなもんじゃ…。高座には千両箱が落ちていて、それを拾いに
行く、っと言う気持ちを持つ事じゃよ。」

「噺家の空気に慣れる事。その為に鷺ノ宮のアパートに下宿して、毎朝、ここへ来て掃
除をするんじゃ。それと用足しなどもな。それから頭も、もう少し短く苅っといで!」

今朝、床屋へ行ったばかりの私は小さな声で「はい。」「はい。」と返事をするのがや
っとでした。 何も知らない子供の私には落語界が怖くて仕方なかったのです。

「正楽さんの楽で、南らくにしよう!」

名前も頂き帰り仕度にかかりますが、慣れない正座で痺れが切れて立つ事が出来ません
。これを見た、おカミさんが一言。

「ウチに来れば正座なんて直ぐに慣れる様にしてあげるから!」

私は、益々、この世界が怖くなりました。

 先日届いた、2月上席版には、兄弟子に関する、少し悲しい物語があった。

---------------------------------------------------------------------------
【小南への道】 ~桂 小南治~
---------------------------------------------------------------------------
小南一門は弟子が7人居ました。
前座名、南らくと言った私が一番の末弟です。

2ヶ月先輩で約1ヶ月、共に前座修業をした、なんば兄さん。
私より三つ年上で、もうお酒の味を知っていました。毎晩、遅くまで呑むのでしょう・・。
何時も師匠宅へは遅刻です。

南なん兄さん、当時、南てんと名乗った金太郎兄さん、なんば兄さん、そして私、四人は毎
朝9時に師匠宅へ行き掃除から一日が始まります。ところが、掃除を終えて朝食を頂く頃に、
なんば兄さんが真っ赤な目をしてやって来ます。と、自衛隊出身の南てん兄さんが
「表へ出ろ!」

玄関のドア越しに

「兄さん、堪忍しとくなはれ…明日からは必ず・・・。」
「その言葉は昨日も聞いた!」

何処の世界でもそうですが時間にだらしが無い・・・これはいけません。

師匠の口から「破門・・・。」の言葉が出ました。

大阪生まれのなんば兄さん、
「南らく、頑張りぃや・・・。」
鷺ノ宮の三畳一間の私の部屋で、キツく私を抱きしめて辞めて行きました。
そして、入門の際、師匠が私に言った 「弱肉強食」 こんなところにもあるものかと知りました。

 なかなか、興味深いでしょう。

 立川談春の『赤めだか』を最初に読んだ時や、最近になって立川談四楼の『シャレのち曇り』(そのうち記事にするつもり)を読んだ際にも感じた、落語家という芸人の修業時代の内幕を覗き見る楽しさがある。

 二代目桂小南は、京都に生まれ、東京に来てから三代目金馬の内弟子となった後で二代目小文治の預かりとなったが、上方落語を学び直し、独特の小南落語を作り上げた人。
 小南の名は、初代の弟子だった八代目文楽の了解を得て名乗った。
 先日の末広亭で円馬が演じた『ふぐ鍋』をはじめ『いかけ屋』『ぜんざい公社』『夢八』などが十八番として有名。
 今は亡き桂文朝や、現在は落語協会の桂南喬も小南の弟子。
 私は小南の名が復活するのは、二代目や初代が振り返られることにもなるだろうから、大いに結構だと思う。
 
 小南治も、なんとも個性的な噺家さんで、襲名を機に、先日の『隣の桜』などの上方ネタを聴く機会が増えることを期待している。


 芸協のメルマガには、定席寄席の出演者一覧や該当期間の落語会の情報もリンク先URLを含め掲載されていることに加え、このような読み物の連載や新真打のメッセージなどもあり、メルマガとしては実に良く出来ていると思う。

 ご興味のある方は、ぜひ登録なさっていはいかがだろうか。
落語芸術協会サイトの該当ページ

 そうそう、あの落語協会も、かつてはメルマガを発行していたのだよなぁ・・・・・・。

 あえておことわりするが、私は芸協の回し者でもなんでもない。

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by kogotokoubei | 2017-02-03 21:58 | 落語芸術協会 | Comments(6)
 落語芸術協会のホームページに、会長の挨拶が掲載されている。
 新真打の紹介もあるので、全文を引用したい。
落語芸術協会HPの該当記事


会長新年ご挨拶

あけましておめでとうございます。
平成二十八年元日、晴れやかな新年を迎えました。
私ども公益社団法人落語芸術協会は、初席より都内各定席をはじめ、全国各地で寄席高座を務めております。新年も皆様に「笑い」をお届けするべく、協会員一同全力で取り組んで参ります。どうぞ変わらぬご支援、ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

本年五月には、きらり改メ神田鯉栄、橘ノ圓満、可女次改メ三笑亭可風の三名が真打昇進致します。三者三様の持ち味を活かし、新たな一歩を踏み出します。彼らの姿にご注目頂ければ幸いです。

ベテランから若手まで切磋琢磨し、当協会ひいては業界全体を盛り上げていきますことをお約束いたします。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

公益社団法人落語芸術協会
会長 桂 歌丸

 なんとか真打昇進披露興行に、一日でも駆けつけたいものだ。

 歌丸会長の、“ベテランから若手まで切磋琢磨し、当協会ひいては業界全体を盛り上げていきますことをお約束いたします”という言葉で、今年も芸協に期待したくなるではないか。

 落語協会のホームページにも、会長挨拶は掲載されている。
落語協会HPの該当記事
 昇進する真打が五人いること、ある名跡の襲名があることなどを含んでいる。
 
 その内容は、芸協に比べると・・・正月から小言でもないだろう。

 両会長、本年も落語という素晴らしい芸能の発展のために、よろしくお願いします。
  
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by kogotokoubei | 2016-01-02 10:20 | 落語芸術協会 | Comments(0)
 落語芸術協会(芸協)の真打昇進披露興行、本日の池袋演芸場から後半戦開始だ。
 
 芸協のホームページの「最新情報」に、今後の予定と主任の日程が掲載されているので、ご紹介。
落語芸術協会ホームページの該当情報

-----------------------------------------
池袋演芸場 夜の部
6月11日~20日
主任出演日
小柳 12.15.18
小夢 13.16.19
夢丸 11.14.17.20

※上記定席について、新真打三名は
主任出演日以外も口上および高座に上がります。

お江戸日本橋亭
小柳 6月23日
小夢 6月24日
夢丸 6月25日

国立演芸場 昼の部(3 日夜の部あり)
7月2日~10日
主任出演日
小柳 3昼.6.9
小夢 4.7.10
夢丸 2.5.8
※3夜は全員出演予定

お江戸上野広小路亭
小柳 7月10日
小夢 7月8日
夢丸 7月9日
-----------------------------------------

 行きたいのはやまやまなのだが、今月は何かと野暮用が多い・・・・・・。

 お江戸日本橋亭、7月の国立、お江戸広小路亭を含め、なんとかもう一回は行こうと思っている。

 こうやって、しっかり案内してくれているので、先の計画も立てやすい。

 いまだにリニューアル途上の無残なホームページの姿を晒している落語協会とは、大違いである。

 
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by kogotokoubei | 2015-06-11 18:07 | 落語芸術協会 | Comments(6)
 落語芸術協会は、大須演芸場があった頃には大須での落語会を開催していたが、今年は会場を替え、真打昇進披露興行と、上方落語協会と協力した落語会を7月に開催すると案内されている。
落語芸術協会ホームページの該当ページ

 内容を少し短くして、ご紹介。
 すべての内容は、ぜひ落語芸術協会のホームページでご確認のほどを。
--------------------------------------------------------------
【公演名】
2015芸協らくご・名古屋寄席 七月公演

【日時】
平成27年7月16日(木)-20日(月・祝) 各日2回公演 計10公演

【会場】
長円寺会館 名古屋市中区栄2-4-23
伏見駅より東へ徒歩5分/栄駅より西へ徒歩8分

【入場料】
前売2,200円/当日2,500円 整理番号付自由席


【真打昇進披露・番組】
7月16日(木)11:30開場12:00開演
宮治/京子/遊雀/仲入/夢吉改メ夢丸/うめ吉/柳橋
7月16日(木)15:00開場15:30開演
宮治/京子/柳橋/仲入/口上/遊雀/うめ吉/夢吉改メ夢丸
7月17日(金)11:30開場12:00開演
宮治/京子/遊雀/仲入/笑松改メ小柳/うめ吉/柳橋
7月17日(金)15:00開場15:30開演
宮治/京子/柳橋/仲入/口上/遊雀/うめ吉/笑松改メ小柳
7月18日(土)11:30開場12:00開演
昇々/柳之助/遊雀/仲入/朝夢改メ小夢/うめ吉/柳橋
7月18日(土)15:00開場15:30開演
昇々/柳之助/柳橋/仲入/口上/遊雀/うめ吉/朝夢改メ小夢

【東西落語競演・番組】
7月19日(日)11:30開場12:00開演
福丸/柳之助/文治/仲入/昇々/花丸/文都
7月19日(日)15:00開場15:30開演
福丸/柳之助/文治/仲入/昇々/花丸/文都
7月20日(月・祝)11:30開場12:00開演
昇々/花丸/文都/仲入/福丸/柳之助/文治
7月20日(月・祝)15:00開場15:30開演
昇々/花丸/文都/仲入/福丸/柳之助/文治

7/16-20全公演前座 たか治、希光

【主催】
公益社団法人落語芸術協会 03-5909-3081
【共催】
公益社団法人上方落語協会
--------------------------------------------------------------

 前半三日間は新真打三人の昇進披露興行。
 後半の日曜と祝日が東西交流。

 7月16日、17日の平日の開催時間が、会社員の方には行きづらい時間帯ではあるが、後半の土曜・日・祝日を含む三日間は、二回公演で、多くのお客さんの来場が可能だろう。

 
 会場の長円寺会館のホームページを見ると、ホールの定員は143名らしい。
 協会の回し者ではないが(^^)、前売り券を早めに確保された方が良いだろう。
長円寺会館のホームページ
 場所は、名古屋市のほぼ真ん中、と言ってよく交通の便が良い。かなり以前だが、中部地区担当でよく出張したので、名古屋は結構知っているのだ。栄や錦の夜が、懐かしいなぁ(^^)

 これは、名古屋の落語愛好家の方が羨ましい、と思わせる番組だ。

 落語芸術協会の最近の取組やホームページの充実度、そして東西交流は、実に良い傾向にあると思っている。

 私は行けそうにないが、名古屋の方でいらっしゃった方から、どんな会だったかお知らせをいただければ、嬉しい限り。

 落語芸術協会、頑張れ!


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by kogotokoubei | 2015-05-29 08:26 | 落語芸術協会 | Comments(0)

落語芸術協会、頑張れ!

 落語芸術協会(芸協)の真打昇進披露興行は、新宿末広亭での5月上席に続き開催された浅草演芸ホールの中席での興行が、今週20日に千秋楽を迎えた。

 芸協のホームページに、浅草の楽日の写真なども含めて紹介され、今後の定席以外の会を含む日程が、三人の新真打の主任の日も含め紹介されている。
落語芸術協会ホームページの該当記事

 写真の一枚は、楽日に主任(トリ)だった三笑亭小夢が、幕が閉まりきっても頭を深々と下げている様子。

 もう一枚の写真は、楽屋での乾杯の様子。

 どちらも、客席から見ることのできないカットで、なかなか興味深い。

 この写真を見て、私が行った5月5日の末広亭を思い出した。主任の小夢の高座の後、楽屋での笑い声が聞こえてきたが、なかなか、楽屋の雰囲気がいい感じなのだ。

 披露興行は、少し間を開けて、6月中席の池袋から再開される。

 今後の予定を引用。
次の真打昇進披露興行は6月11日からの池袋演芸場となります。
益々の笑顔で張り切っております新真打を是非叱咤激励にご来場下さい!

真打昇進襲名披露興行

池袋演芸場 夜の部
6月11日~20日
主任出演日
小柳 12.15.18
小夢 13.16.19
夢丸 11.14.17.20

※上記定席について、新真打三名は主任出演日以外も口上および高座に上がります。

お江戸日本橋亭
小柳 6月23日
小夢 6月24日
夢丸 6月25日

国立演芸場 昼の部(3 日夜の部あり)
7月2日~10日
主任出演日
小柳 3昼.6.9
小夢 4.7.10
夢丸 2.5.8
※3夜は全員出演予定

お江戸上野広小路亭
小柳 7月10日
小夢 7月8日
夢丸 7月9日

 落語協会も、5月20日まで、最後の国立演芸場での披露興行が開催されていた。

 鈴本演芸場 3月21日~30日(夜席)->新宿末廣亭 4月01日~10日(夜席)->浅草演芸ホール 4月11日~20日 (昼席)->池袋演芸場 4月21日~30日(昼席)->国立演芸場 5月11日~20日 昼席(15日のみ昼夜)

と、二か月に渡る十人の新真打の披露興行が終わったのだが、協会のリニューアル中のホームページには、事後報告も御礼も、掲載されていない。
落語協会リニューアル・サイトのトップページ

 ホームページの下の方にある「最新情報」は、いくつか増えているので、披露興行無事終了の報告と、御礼くらいしても、罰は当たらないように思うが・・・・・・。

 こんな大事な時に、4月末まで「本日の寄席」の代演情報は案内できなかった。また、5月から再開された「本日の寄席」にしても、‘図’を貼ったものであり、読みにくいし、コピペできない。
 
 どんな理由があるにせよ、二か月が経過しようとしているのに、いまだにリニューアルの途上であるのは、お客様に対し大変失礼なことだ。

 私は、落語協会のホームページのリニューアルが終了するまで、同協会の定席には行かない。
 
 逆に、芸協の今後の披露興行や定席には、ぜひ駆けつけようと思っている。

 ちなみに、今回の芸協の三人真打の定席での披露興行は、十日間通しで三人揃って口上に並び、主任以外の二人も高座に上がる、なかなか結構な構成になっている。
 私が行った末広亭は祝日でもあり、二階席まで開ける盛況だったが、落語愛好家のお仲間からいただいた報告では、浅草の平日昼席も大盛況だったようだ。

 今後の昇進について、少し考えてみる。
 今年の三人の昇進が案内された時、拙ブログにいただいたコメントでもご指摘をいただいたが、「なぜ、圓満が昇進しないのか?」という疑問があった。
 圓満は、私も連雀亭で高座を聴いたが、十分に真打に相応する力があるし、二ツ目昇進も二代目夢丸と同じ平成18年なのだ。

 香盤で圓満以下の二ツ目さんの落語家は、次のような状況だ。

  橘ノ圓満:平成14年入門、平成18年二ツ目
  三笑亭可女次:平成14年入門、平成19年二ツ目
  昔昔亭桃之助:平成14年入門、平成19年二ツ目
  笑福亭和光:平成14年入門、平成19年二ツ目
  桂夏丸:平成15年入門、平成19年二ツ目

 夏丸の次の鯉斗は平成21年に二ツ目なので、少し間が空く。
 だから、来年はこの五人が昇進かと察する。

 ここで、思い当たった。
 圓満を今年昇進させることによる四人での番組構成は、少し難しかったのだろう。
 だから、圓満の昇進を来年にすることで、五人というキリの良さで興行を組めることが、今年三人昇進の背景にあるような気がする。

 そして、再来年は、二ツ目年代が一年空くので、昇進者がいない可能性の方が高いだろう。
 個人的には、小痴楽には昇進して欲しいのだが、抜擢昇進は難しいかな。

 
 芸協は、神田連雀亭や巣鴨獅子座の案内などをホームページで掲示するなど、若手の売り出しに熱心に取り組んでいる姿勢を感じる。
 
 2011年の年末、末広亭の社長から、芸協の興行に客の入りが悪いと苦言が呈された。
 他流派の出演などを促す、言わば屈辱的な申し出だった。その時の拙ブログの記事から、すでにリンク切れになっている2012年1月26日の朝日新聞の記事を一部紹介する。
2012年1月27日のブログ

昨年末の芸術協会の納めの会であいさつに立った末広亭の真山由光社長が、芸術協会が出演している時の客入りの悪さに言及し、「円楽一門会や立川流と一緒になってほしい」と発言した。この二つの会も出演させたいとの趣旨で、浅草演芸ホールと池袋演芸場も同調の姿勢だ。

 これに対して、芸術協会の三遊亭小遊三副会長は「重く受け止めたい」と答えた。

 その後、芸協は、試行錯誤してきた。
 立川流からの出演はなかったが、円楽党から日替わりで出演する番組も組まれたりした。
 しかし、拙ブログで、そういった試みが本質的な問題解決にはならないと、ややきつい小言を書いたこともある。
2012年7月23日のブログ

 その後、芸協は、結構真剣に協会員の噺家の底上げに注力してきたように思う。
 他流派との合同開催を中堅以上の会員が反対したと察するが、そうなれば、自分たちでなんとか観客を動員しようと、真剣にならざるを得なかったはず。そういう危機感が、協会内にほど良い緊張感を生み出したのではなかろうか。

 また、若手を支援する姿勢が明確になり、ホームページも大幅に改善され、小さな落語会でもしっかり案内して観客動員を図ろうとしていると思う。
 そういう協会の後押しもあるから、若手も、お客さんが少ない会であろうが積極的に自分たちの修業の場を作ろうとする、好循環になってきたのだろう。

 今でも、円楽一門から好楽などが出演したりするが、それは、他流派の力を借りるということとは異質なものだ。
 基本的には、十分に協会会員だけで、観客を動員できる状態になっているのではなかろうか。
 ただし、定席に上方の噺家さんが出演するのは、良い企画だと思う。東西の交流は、もっと活発に行われて欲しい。


 私が行った末広亭の披露興行では、長老、中堅、若手の一体感が伝わってきた。
2015年5月6日のブログ

 二代目夢丸にも期待したいし、二ツ目には来年は昇進するであろう圓満や、小痴楽、にっかん飛切落語会最優秀賞を二年連続で受賞した宮治など、有望な若手も多い。

 私は、ネット時代の‘顔’とも言えるホームページは、そのままその組織の活性度や健康の具合を反映しているように思う。
 
 健康で活性化していなければ、良い高座、お客さんと一体化した一期一会の得難い出合いの空間を生み出すことはできないだろう。

 ここしばらくは、芸協を応援したい。頑張れ!

 
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by kogotokoubei | 2015-05-22 12:47 | 落語芸術協会 | Comments(8)
立川談幸一門の落語芸術協会(芸協)入会に関し、弟子の二人のことを心配していた。2015年1月6日のブログ

 古今亭志ん輔の日記風ブログ「志ん輔日々是凡日」の2月23日の記事に、吉幸が一年間は芸協で前座修業することになった、との記事を発見。
「志ん輔日々是凡日」の該当記事

 志ん輔の元へ太鼓の稽古に来ているようだ。

 そういうことだったのか。

 これは、道理だろう。

 もう一人の弟子、幸之進も、同じように前座修業なのだろう。

 師匠の談幸は、すでに真打の一番下の香盤として位置づけられ、寄席などにも出演している。
 談幸なら、寄席に出たい、という思いがかなえられれば、香盤など気にすることもないだろう。

 ところが、二ツ目や前座の移籍(?)は、そう簡単にはいかない。
 彼らは、寄席での前座修業をしていないので、協会の同じような経歴の噺家さんの香盤に位置づけるには、協会員からの反発もあろう。
 特に、吉幸は経歴から真打昇進を目前にしているので、実に微妙な時期での入会。

 一年間、寄席の楽屋でしっかり修業して、芸協の先輩たちに認められて、数年以内に晴れて真打に昇進して欲しい。
 吉幸の寄席修業において、私は、志ん輔の存在は実に大きいと思う。
 志ん輔本人から学ぶことも多いはずだし、たまごの会や神田連雀亭などにおける、両協会の二ツ目さんとの交流も得難いものだろう。
 
 この試みは、今後、立川流や円楽一門会を脱退し東京の二つの協会に入る場合の一つの指針になるかもしれない。

 もちろん、どんな経歴、実力、人気の噺家さんが移籍するのかによって対応は変わるだろうが、若手二ツ目にとっては、やはり寄席の前座修業は大事だし、受け入れる側も、そう思っているのは明白だ。

 「太鼓も叩けないんじゃなぁ・・・・・・」と言われては、本人も辛いだろう。
 また、噺をするにあたっても、笛や太鼓の素養は実に重要だ。

 どんなキャリアの二ツ目さんでも、まず一年は寄席の前座修業を課す。そして、その内容をもとに、香盤を決める、ということになれば、一つの基準が出来る。
 もちろん、立川流や円楽一門会の噺家さんについて、その師匠との過去の軋轢などから、入門を認めたくない両協会のベテランは、まだ多いかもしれない。
 しかし、それは、時間が解決する部分もある。
 そして、若手の移籍に関する難問も、一年間は前座修業、とすることで来る者と迎える者の双方が歩み寄れる可能性はある。

 寄席に出たい、という談幸の思いから、一門の垣根をなくす動きが今後続くかもしれない。
 しかし、定席は四つ、芸協はそのうち一つ出れないので三つ。
 以前にも書いたが、少ない出演機会を増やすためにも、鈴本と芸協の雪解けを期待したいものだ。
2014年3月5日のブログ

 すでに、神田連雀亭には、一門の壁など存在しない。

 まずは、吉幸の芸協での立場が分かり、少しほっとした。

 今後、吉幸には、良い意味で苦しみながら前座修業を務め、早ければ来年、遅くとも再来年真打に昇進することを期待している。

 それにしても、これからの落語界にとって、志ん輔は、重要な役割を担っているような気がする。
 落語協会や芸協、立川流に円楽一門会といった垣根を越え、前座や二ツ目という若手に目を向けて彼らの活躍の場を作るために手弁当で奮闘する人などは、他に見当たらないように思う。

 談幸にも、一門を超えた交流があってこその芸協入会だったのだろう。
 
 いわゆるグローバルな活動には異文化と上手に交流する必要がある。
 落語という世界でも、元々は根が同じ同士。良い意味で一度離れて出来た異文化がふたたび交流して、良い刺激を与え合う時が来ているのかもしれない。

 以前、小朝が垣根を超えた活動を試みたことはある。しかし、その試みは残念ながら継続性を持てなかった。

 それとは別な切り口で、将来の落語という芸のことを考え、触媒役を担う人が志ん輔も含めて登場することで、この芸能の未来が明るくなるかもしれない。

 吉幸のことを知って、そんなことも思うのだった。
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by kogotokoubei | 2015-02-25 19:48 | 落語芸術協会 | Comments(10)
立川談幸一門が、立川流を退会することは、以前に書いた。2014年12月9日のブログ

 落語芸術協会(芸協)のサイトに下記の桂歌丸会長の新年の挨拶が掲載され、五月に真打昇進する三人の襲名を含む紹介とともに、立川談幸が入会したことが案内されている。
落語芸術協会サイトの該当ページ

会長新年ご挨拶

あけましておめでとうございます。
平成二十七年元日、東京は強い寒さながら晴れやかな青空で新年を迎えました。私ども公益社団法人落語芸術協会は協会員一同、時に強い寒さに打たれようとも精進を重ね、芸を磨き、本年もこの青空のように晴れやかに、皆様に『笑い』をお届けしたいと願っております。

五月には当協会に新真打が三名誕生いたします。
笑松改メ春風亭小柳、朝夢改メ三笑亭小夢、夢吉改メ二代 三笑亭夢丸、三者とも芸道に励み、来るべき時代を担う逸材です。彼らの活躍にご注目頂ければ幸いです。
また、1月1日より立川談幸さんが当協会に入会いたしました。併せてご贔屓いただけましたら幸いです。

変革の年となります。当協会が打ち出して参ります様々をどうぞご期待ください。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

公益社団法人落語芸術協会
会長 桂 歌丸



 ここで不思議なのは、談幸の名のみ紹介されており、彼の弟子、吉幸と幸之進については、何ら触れていないこと。

 協会員プロフィールの欄には、真打の最下位の香盤に談幸が位置づけられている。落語芸術協会サイトの該当ページ
 談幸のホームページにも、本人が芸協入りしたことは書いているが、弟子にことは書かれていない。
立川談幸のホームページ

 年末28日に朝日にも記事が載った。朝日新聞の該当記事

立川談幸、立川流を脱退 談志の内弟子、落語芸術協会へ
篠崎弘、山根由起子
2014年12月28日15時36分

 落語立川流の真打ち、立川談幸(60)が立川流を脱退、落語芸術協会(桂歌丸会長)に移ることが決まり、28日、東京都内で開かれた協会の納会であいさつした。立川流一門の了承も受けた。家元の談志が2011年に亡くなって以来、脱退者は初めてだ。

 納会で談幸は「決死の覚悟で立川流を抜けて参り、落語芸術協会にお世話になることになりました。一生懸命努めて参りたいと思います」とあいさつ。歌丸会長が「立川という亭号は昔、芸術協会にありました。立川の亭号が復活したわけであります。頑張って頂きたい」と話した。

 立川流を脱退した理由について「寄席に出たい、それが最大の理由です」と談幸は語る。立川流は1983年に落語協会を抜けて以来、都内の寄席の定席には出演できない。このため同年に談志に入門した志の輔以降の弟子はホール落語や独演会などで活動してきた。談幸は、寄席での修業を経験している最後の弟子だ。談幸自身にも弟子が2人いる。

 談幸は談志に78年に入門。87年に真打ちになった。師匠の自宅で一緒に暮らす「内弟子」を経験したのは一門では談幸1人。

 談幸は「だから家元への敬慕の情は人に負けない。でも、三回忌が済み、14年には立川流創立30周年も済んで、一区切りついたかと思う。私も60歳で、現役で落語ができるのはあと10年くらい。チャンスがあればまた寄席に出たいと思っていた」と胸の内を明かす。「残りの落語家人生は心残りのないようにしたい。寄席を離れて30年以上たつが、寄席の雰囲気と芸の流れを勉強して一生懸命務めたい」と話した。

 来年1月1日から落語芸術協会の準会員となり、新宿末広亭や浅草演芸ホール、池袋演芸場などに出る。(篠崎弘、山根由起子)


 弟子がいることは、記されている・・・・・・。
 談幸と一緒に弟子も芸協入りしたと思っていたのだが、今のところ弟子の処遇は分からない。

 これは、疑問だなぁ。

 いろいろあって、師匠のみ芸協入りすることにした、ということはありえないだろう。
 
 弟子も芸協に入るのだが、香盤がまだ決まらず案内できないということか。

 談幸にとって真打における香盤は、それほど気にするものではないかもしれないが、二ツ目は、真打昇進の時期に影響するからねぇ。

 会長挨拶の、‘変革の年となります。当協会が打ち出して参ります様々をどうぞご期待ください’、の言葉には期待したい。
 たとえば、昨年、神田連雀亭のことは芸協はサイトで案内していたが、落語協会のサイトでは案内されないままだった。
 私は、新たな二ツ目の修業の場を、落語協会が支援していないように思えてならない。中心となって連雀亭を手弁当で支えている志ん輔が落語協会の所属であるので、なおさら、芸協の姿勢に好感を持っている。

 なお、夢丸門下で真打昇進する二人のうち、弟弟子である夢吉が二代目夢丸を継ぐことを喜びたい。二ツ目昇進は兄弟子の朝夢が一年早い。年齢は一回り朝夢が上だが、弟弟子の実力をよく知る兄弟子なのだろう。未見だが、ぜひ朝夢の高座にも出会いたいと思う。


 それにしても、談幸の弟子二人のことが気になる。
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by kogotokoubei | 2015-01-06 00:53 | 落語芸術協会 | Comments(4)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


by 小言幸兵衛