噺の話

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2017年 11月 01日 ( 1 )


 昨夜9時からNHK BSで、アナザーストーリーズ・選「落語を救った男たち 天才現る!古今亭志ん朝の衝撃」を見た。

 NHKのサイトから引用する。
NHKサイトの該当ページ

1961年暮れ、古今亭志ん生倒れる!居眠りをしても客が喜んだ男が病に倒れた時、落語は衰退の危機を迎えた。娯楽が多様化し、演芸場は閉鎖。それを救った天才が古今亭志ん朝。圧倒的な話芸は今なお伝説。だがその素顔は驚くほど知られていない。とびきりシャイで、取材を好まなかったためだ。今回、ライバル立川談志をはじめ、関係者の証言で知られざるエピソードを発掘。落語家たちが“あの”語り口で振り返る、笑撃の真実!

 「笑撃」という表現は、ちょっといただけないなぁ^^

 調べてみると、初回放送は今年6月13日だったようだ。


 志ん朝の抜擢による真打昇進当時の逸話や、その後のいわゆる「四天王」の活躍、談志との関係など、ほぼ既知の内容ではあったが、いくつか新しい発見があった。

 まず、真打ち昇進披露興行での『明烏』の音源がニッポン放送に残っていて、一部ではあるが聴けたこと。

 番組では、現存するもっとも古い志ん朝の音源、とのこと。

 これが、実に良い。
 文楽が健在な時期に、披露目でこの噺を演じたのは、たしかに凄い。
 
 また、嬉しかったのは、立川左談次が思い出を語った姿が見れたこと。

 出番前に舞台袖で志ん朝の絶妙な『愛宕山』を聴いていた談志が、左談次に「仲入りがあって良かったよ」と呟いたという逸話を、左談次から聞けた。

 こぶ平(九代目正蔵)が、北海道でゴルフに付き合うよう呼ばれ、サウナで志ん朝が芸論を語り出し止まらなかったという話は、左談次が語る思い出で、談志が飲みながら志ん朝に芸論をふっかけても、志ん朝はそれに乗ることはなかったということと、実に対照的。

 
 談志やこぶ平と一緒にいる若かりし日々の志ん朝の写真、まさに「しん様!」と女性が声をあげるのが納得のイイ男。

 馬風や当代文楽が語る志ん朝の姿には、若旦那としての一面もあれば、後輩思いの優しい兄貴の一面もあった。

 久しぶりに、志ん朝を見て、聴くことができた。

 11月6日(月)の午後6時から再放送があるので、ご興味のある方は、ぜひ。

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by kogotokoubei | 2017-11-01 09:50 | テレビの落語 | Comments(6)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


by 小言幸兵衛