噺の話

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落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。

2015年 06月 18日 ( 1 )


 今週は、男子が予選でシンガポールと引き分け、女子が、本大会で決勝トーナメントに進出するなど、FIFAワールドカップ関係の日本チームのニュースが重なったが、加えてFIFAという組織ぐるみの犯罪についても、どんどん実態が明らかになってきた。

時事ドットコムの該当記事

「カタールから金銭受けた」=アフリカ連盟会長、仏誌で明言

【パリAFP=時事】アフリカ・サッカー連盟のハヤトウ会長(カメルーン)は、16日発行されたフランスのアフリカ専門誌の取材で、2022年ワールドカップ(W杯)開催を決めたカタールの招致関係者から、10年12月の国際サッカー連盟(FIFA)理事会期間中に180万ドル(約2億2千万円)をアフリカ連盟宛てとして受け取ったと語った。この理事会では、開催地決定の投票が行われた。

 ハヤトウ会長は「カタールから90万ドルを2度に分けて受け取った」と明言し、「金銭を要求したわけではないが、先方から贈られた。投票は各理事の考えに基づいて行われた」と釈明した。 (2015/06/18-01:46)


 2018年のロシア開催決定に関する疑惑も、今後、いろいろと実態が明かされることだろう。

 FBIはマネーロンダリングなどに関する膨大な量の情報を精査しているようだし、ブラッター(前)会長への聴取も行われるらしい。

 ロシア大会の予選が行われているが、果たして、2018年にW杯が開催され、その場所がロシアなのかは、まったく分からない状況にあるのではなかろうか。

 しかし、そういったニュースが飛び交う中、昨年の男子ワールドカップの後の監督問題で、日本サッカー協会が犯した過ちについて、その責任を問う声を聞かなくなった。

 昨年のブラジルでの男子W杯、ザッケローニ・ジャパンの予選リーグ敗退が決まるや否や、日本サッカー協会はアギーレ監督体制づくりに動いた。

 結果、アギーレは八百長事件に巻き込まれて辞職することとなった。
 これを称して、「アギーレ帰った」と言う(^^)

 そして、その後に選ばれたのが、現在のハリルホジッチ監督だ。就任は今年の3月。まだ三か月しか経っていない。

 日本サッカー協会は、アギーレを選ぶ際、八百長疑惑については、当然のことながら知っていた。それでも彼を選んだのだから、本来は任命責任から逃れることはできないと思うのだが・・・・・・。

 先日のシンガポール戦、終わった時に私は、「負けなくて良かった」、と思った。敗戦もありえる惨い内容だったのではなかろうか。
 個々の選手が、どうこうと言うつもりは、毛頭ない。
 監督と選手たちにとって、あまりにも準備期間が少なかったのが、大きな原因だろう。

 そして、その責任は日本サッカー協会にある。

 しかしながら、大仁会長も、三人の副会長も、そして原専務理事も、誰一人責任を取らず、協会に居座っている。

 かたや、女子のほうは、日本人の佐々木監督が継続して監督を務め、予選リーグ三戦で、全員を起用するという大胆なことをやってのけていながら、全勝で決勝トーナメントに進むことができた。

 監督が日本人だからということではなく、佐々木監督が優秀だからであろう。選手に信頼されているようだ。

 この‘信頼’関係は、とても三か月やそこらで構築できるものではない。

 私は、アギーレ任命責任、結果として、男子のW杯予選への準備不足を招いた日本サッカー協会の現在の責任者たちは全員辞めて人心一新すべきだと思う。

 FIFAの問題については、記事を書いた。
2015年6月2日のブログ
 その記事でも書いたことだが、日本は、アジア連盟と一緒にブラッター会長を支持した。
 その背景には、FIFAが集めた金の‘バラマキ’による恩恵があった。

 FIFAは、破格な放送権料やキャラクター使用権料などを背景としたバブル体質からの浄化が必要だ。
 利権がトップに集まり、同じ人間がそのトップに長期間君臨することで、組織はどんどん腐敗するのは、どこも同じ。

 日本サッカー協会は、人心一新すべきだろう。

 日本の協会のみならず、FIFAの金にまみれた体質を放置していた、すべて国のサッカー協会の責任者は、辞めるべきではなかろうか。

 女子が来週からの決勝トーナメントに勝ち続けると、日本サッカー協会へのネガティブな発言などは、かき消されていくかもしれない。
 しかし、目の前の試合に、勝った、負けたということよりも、自分たちが組織のリーダーとして行った過ちを認め、‘責任’を取ること、‘けじめ’をつけることこそ、スポーツにたずさわる人たちにとって優先されるべきではないかと思う。

 「水清ければ魚棲まず」ということわざがあるのは、知っている。
 しかし、今明らかになりつつあるFIFAの‘海’は、汚泥やメタンガスが充満していて、魚が生きていくことができない状況にあるような気がする。
 そんな組織が運営する大会で、出場する選手にだけ、‘フェアプレー’や、‘スポーツマン(ウーマン)シップ’を求めることに、私は、なんとも言えない虚しさを感じている。

 不適切な監督の選定や監督交代による準備不足の状況で、試合に臨まなければならなかったハリルホジッチ監督や選手たちに責任を求めるのは、大きな間違いだと思う。

 「過ちては改むるに憚ること勿れ」ということわざを、日本サッカー協会の責任者たちには贈りたい。
 

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by kogotokoubei | 2015-06-18 12:45 | 幸兵衛の独り言 | Comments(6)

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by 小言幸兵衛