噺の話

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2015年 02月 24日 ( 1 )

「上方落語若手噺家グランプリ」という名のイベントが開催されるらしい。日刊スポーツから引用。(太字は管理人)
日刊スポーツの該当記事

「上方落語若手噺家グランプリ」を開催へ

 上方落語協会会長の桂文枝(71)が24日、大阪市北区の定席寄席小屋、天満天神繁昌亭で、今春に協会所属落語家のトーナメント「上方落語 若手噺家 グランプリ」を開くと発表した。今年から10年連続開催を目指す。

 会長職に就き、悲願の上方定席(繁昌亭)を開き、自らは師匠の名跡を襲名。文枝にとって、次の悲願は後進の育成だった。

 「先日も(ラッスンゴレライでブレークした)8.6秒バズーカーと共演しましたが、類い稀な才能があり、どうも最近は若い人の才能があちら(漫才、コント)へ流れている」と危惧。未来の落語スターを発掘しようと思案してきた。

 そんなおり、上方芸能の支援を目的としたアーツサポート関西へ、500万円の寄付金が届いた。文枝が三枝時代から親交のあるアートコーポレーションが若手落語家育成を支援しようとしたもので、これを機に、今グランプリの創設が決まった。

 すでに入門6年目~15年目までの協会所属落語家に希望を募り、31人の参戦を決定。4月7、14、16、22日に繁昌亭で予選を行い、6月に本選を行う。本戦の審査員には在阪テレビ各局のプロデューサー、ディレクターらが入り、大賞(賞金20万円)1人、奨励賞(同5万円)1人を選出する。

 文枝は入門1年足らずだった67年、MBSラジオ「ヤングタウン」に抜てき。駆け出しながら頭角を現し、タレント活動のかたわら、240本を超える創作ネタを生み出すなど、今なお第一線で走り続ける。

 「今の若い人にもチャンスを作ってあげたい」と言い、審査員にはテレビ局関係者を選んだ。タレントの原石を発見し、レギュラーに採用してもらいたい考えもある。

 「私たちのときのように、落語家にもまずはチャンスが与えられるようになれば。おもしろいと思ったらリポーターでも使ってもらいたい。ただし、その後の未来は本人の努力次第」と話す。

 協会内に賞レースを設けて活性化をはかるとともに、自らが歩んできたように、ワンチャンスを確実に物にし、スターへの道を駆け上がる形を作るねらいもある。

 また、6月に予定される本選について「今年は放送はないですけども、来年はM−1やR−1のようにテレビや、ラジオでも中継、もしくは深夜でもいいので、そういった形を思い描いています」とし、将来的にはテレビ、ラジオでの本選中継も望んでいる。[2015年2月24日13時36分]


 類いまれな才能が漫才に流れている、とは思わない。また、寄付した会社の経営者については、やや言いたいこともあるが、こういうイベント開催自体には、素直に拍手を送ろう。

 東京であれば、二ツ目さんに相当する噺家さんが対象となる大会だ。東京も上方も、彼らが腕を磨く場所、機会は実に限られている。こういう競争の場があることは、本人にもその周囲にも十分に刺激になるだろう。

 天満天神繁昌亭での予選は、もちろん公開制。
 繁昌亭サイトに、ネタも含めて出場する噺家さんの情報が掲載されているので、ご紹介。天満天神繁昌亭のサイト

 4月7日

繁昌亭夜席 上方落語若手噺家グランプリ2015予選会《予選第一夜》
笑福亭鉄瓶 「茶漬幽霊」」 桂佐ん吉 「堪忍袋」 桂三幸 「その川の向こう側」 桂雀太 「代書」 桂そうば 「親子酒」  露の紫 「金明竹」 桂団治郎 「七段目」 林家愛染 「みかん屋」      
*出演順は当日オープニングの抽選会で決定致します。
前売1,500円 当日2,000円 Pコード442-502
開演:午後6時30分
*6時よりチケットに記載されている整理番号順にご入場いただきます
*25歳以下のお客様は、当日500円キャッシュバック致します(要証明書)


 4月14日

繁昌亭夜席 上方落語若手噺家グランプリ2015予選会《予選第二夜》
林家染太 「魁!!学習塾」 林家市楼 「天狗裁き」 笑福亭べ瓶 「いらち俥」 笑福亭松五 「書割盗人」 桂二乗 「短命」 露の団姫 「時うどん」 露の雅 「あくびの稽古」 桂三語 「二人癖」      
*出演順は当日オープニングの抽選会で決定致します。


 4月16日

繁昌亭夜席 上方落語若手噺家グランプリ2015予選会《予選第三夜》
桂まめだ 「子ほめ」 笑福亭呂竹 「京の茶漬け」 桂吉の丞 「仏師屋盗人」 桂鯛蔵 「ふぐ鍋」 桂三四郎 「MOMO」 林家染吉 「佐々木裁き」 露の眞 「蛸芝居」 桂寅之輔 「転失気」      
*出演順は当日オープニングの抽選会で決定致します。


 4月22日

繁昌亭夜席 上方落語若手噺家グランプリ2015予選会《予選第四夜》
桂雀五郎 「初天神」 森乃石松 「転宅」 笑福亭生寿 「阿弥陀池」 桂咲之輔 「七段目」 笑福亭呂好 「天狗裁き」 桂三輝 「誰がファースト」 桂和歌ぽん 「平林」        
*出演順は当日オープニングの抽選会で決定致します。



 他の記事によると、予選の審査に大学落研の学生が加わるらしい。スポニチの該当記事
 できれば、「さがみはら若手落語家選手権」のように、お客さんの投票も反映して欲しいものだ。

 いずれにしても、予選から公開することは、非常に良いことだと思う。
 審査する側にも、相応の緊張感をもたらすだろうし、客席の反応も参考になるだろう。

 何度か書いているが、NHKの新人落語大賞も、ぜひ予選を公開して欲しい。
2014年11月7日のブログ

 この上方の試みが、NHKへの良い刺激になることを期待している。

 知らない若手の懸命な高座を一度に聴くことのできる得難い機会でもある。関西の人がうらやましいなぁ。
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by kogotokoubei | 2015-02-24 12:29 | 上方落語 | Comments(2)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


by 小言幸兵衛