ある日の鳥取の夜。
2017年 12月 04日
10月のある夜、鳥取のカラオケスナック「寿限無」で、こんなことがあった。
ムンフバティーン・ダワージャルガル
おい、ダワーニャミーン・ビャンバドルジ、最近生意気なアデヤギーン・バーサンドルジを、
少し可愛がってやれ。
ダワーニャミーン・ビャンバドルジ
へい、分かりやした、ムンフバティーン・ダワージャルガル。最近生意気な、アデヤギーン・
バーサンドルジを、少し可愛がってやります。
こら、アデヤギーン・バーサンドルジ、スマホなんかやらずに、こっちを向け!
(やおら、カラオケのリモコンを持って、一発、アデヤギーン・バーサンドルジの頭をなぐる)
アデヤギーン・バーサンドルジ
痛っ!痛いじゃないですか、ダワーニャミーン・ビャンバドルジ。
瘤(コブ)ができました。
ダワーニャミーン・ビャンバドルジ
アデヤギーン・バーサンドルジ、最近、お前が生意気だから、可愛がってやってるんだ。
(今度は素手で、アデヤギーン・バーサンドルジの頬を数発なぐった)
こら、アデヤギーン・バーサンドルジ、これからは先輩への礼儀をわきまえろ。
分かったか!
アデヤギーン・バーサンドルジ
何で、こんなにぶたれなきゃならないんですか、ダワーニャミーン・ビャンバドルジ。
(と、ムンフバティーン・ダワージャルガルとダワーニャミーン・ビャンバドルジの
顔をにらむ)
ダワーニャミーン・ビャンバドルジ
なんだ、その目は、アデヤギーン・バーサンドルジ!
(また、素手でアデヤギーン・バーサンドルジを、殴り続ける)
これで分かったか、ムンフバティーン・ダワージャルガルや俺の言うことが、
アデヤギーン・バーサンドルジ!
ムンフバティーン・ダワージャルガル
おいおい、ダワーニャミーン・ビャンバドルジ、アデヤギーン・バーサンドルジが
大怪我しない程度にしておけよ。
アデヤギーン・バーサンドルジの親方はあの人だ。瘤なんかあったんじゃまずいぞ。
ダワーニャミーン・ビャンバドルジ
いえ、大丈夫です、ムンフバティーン・ダワージャルガル。
モンゴルの長い本名を言っているうちに、瘤が引っ込みました。
こうだったら、表沙汰にならずに収まったのにね^^
(どの名が誰の本名かは、ご想像のほどを)