噺の話

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海のない地域や県もあるのに、なぜ「海の日」なのか?


 18日は「海の日」という国民の祝日。
 1995年に制定され、1996年から施行。
 だから、今年は20周年、ということになる。

 当初は7月20日だったが、2003年から「ハッピーマンデー」の一つとして、7月第三月曜日になった。

 素朴な疑問がある。
 
 たしかに、日本という国は、海に囲まれており、さまざまな海の恩恵に浴している。
 だから、海に感謝するという意図も分からないではない。

 しかし、日本の地域には、海から遠い場所もある。
 海に面していない県は「内陸県」と言うが、次の八つが、その内陸県。

 内陸県:栃木県、群馬県、埼玉県、山梨県、長野県、岐阜県、滋賀県、奈良県

 これらの県に住む人は果たして、どのように「海の日」を楽しんだら良いのか。
 車で海まで行け、とでも言うのか。

 そして、つい最近も海での遭難事故があったばかり。

 海、という言葉で、悲しい過去を思い起こす人もいるだろう。

 それは、8月11日に今年から祝日となった「山の日」にも言えることだろう。

 もちろん、人それぞれに歴史があるから、他の祝日に悲しい過去を経験している人もいるかもしれないが、それは、個々の人の問題。

 あえて、国民を挙げて「海」や「山」に感謝しろ、という祝日というものの妥当性というか、国民の視線に立っているのか、ということが疑問なのだ。

 海の幸、山の幸への感謝は、日常生活でその都度思うことであるべきで、ある特定の日に、お上に言われてするものではなかろう。

 「ハッピマンデー」制定の際、やたらと「経済効果」ということが言われたように思う。
 実際に経済的な効果があるのかどうかは別として、そろそろ「経済」という観点、いわば、金儲け的な視点だけで物事を考えることから脱しなくてはいけないのではないか。

 もし、戦争をしたら、あるいは、テロの攻撃に遭遇したら、経済効果もなにもあったもんじゃない。

 平和、安全、環境、健康などの視点で、物事を視ることが、「経済効果」などより、ずっと大事なのではないか。

 ハッピーマンデーを前にしても、あまりハッピーには思えないのである。

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Commented by saheizi-inokori at 2016-07-16 09:37
業界団体の猛烈な運動でできた休日ですものね。
Commented by kogotokoubei at 2016-07-16 09:41
>佐平次さんへ

たった今、公開したばかりなんですが^^
制定そのものに「経済」の論理が働いているんですね。
歴史的な背景のない祝日って、子供に聞かれても親が由来を答えられないから、親子の楽しい会話にもつながらない。
「お休みだから、どこか連れてって!」「うるさい!」という会話だけかな^^
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by kogotokoubei | 2016-07-16 09:31 | 幸兵衛の独り言 | Comments(2)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


by 小言幸兵衛