噺の話

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入院日記ではないのだが・・・入浴時間のこと、など。

 別に入院日記を書こうと思ったわけではないのだが、そんな雰囲気も出てきたので、ご期待(誰も期待してないってか!?)に応えて、少し。

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 ガラケーのピンボケ写真で恐縮だが、これが、お風呂の入り口にかかっている入浴時間記入ボード。
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 すでに書いたように、翌日手術の方が、18:30以降に入ることができる。

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 他の入院患者は、翌日手術の人がいなくても、午後一時から午後六時半までの入浴、ということになる。

 非日常的な入浴時間なのだが、朝風呂は、許されない。

 蛇の目の自動温度管理システムで、入ろうと思えばいつでも入れるのに、入浴時間は「規則」を守らなくてはならない。
 このあたりのことが、病院が監獄に、患者が囚人に近い存在である、ということだね。

 私は、病院という存在が、TPPなどの影響を受けて、今後は、次の左右の位置づけの中で、どんどん右に進まざるを得なくなるだろう、と思っている。

 【医は仁術】-----------------←病院→-----------------【医は算術】
 <怖い先生のいる病院>             <健康サービス産業の中核である病院>
 (過去の日本)                     (現代のアメリカ)

 とうの昔に、「医は仁術」という価値観はなくなり、この言葉も死語化しているように思う。
 しかし、本来の医者や医療に携わる人のあるべき姿は、赤ひげであり、ナイチンゲールであり、マザー・テレサであるべきだと、個人的には思っている。
 しかし、医者の威厳や品格が落ち、同時に人々の医者への尊敬の念も希薄になってきた。

 そして、人・モノ・カネで考えるならば、病院という環境が、できるだけ患者にとってQOL(Quality OF Life)を維持、向上させるものであるためには、医者や看護師さんたちによる人的なサービスや精神的な支えだけでは、足らなくなっているのも事実だろう。 

 医者、看護師さん、医療に携わる人々への負担を軽減させ、なおかつ、外来、入院を含む患者にとって、「ハコモノ」としての病院という環境のみならず、サービス提供の仕組みを日々改善するよう努めなければ、近い将来、「xxxホスピタル」という外資系の病院が、日本に増えることは必定だと思うし、優秀な医者などは、間違いなく引き抜かれる。

 仕組みとして、いわゆる、構造的に改善しなくてはならないことなのだが、私がガラケーで入浴時間記入ボードを撮っていたら、三日前に手術をした方がやってきて、「午前中に入れると、嬉しいんですがねぇ・・・・・・」と言って、部屋に戻って言った。
 まった同感だ。
 お風呂には、緊急時用のナースコール・ブザーだって付いている。
 
 今は、私も我慢しよう。
 しかし、もうちょっと先の未来。
 私が、鼻の調子がまた悪くなったとしよう。
 今回のように病院をネットで探すことになるだろう。
 もし、信頼できそうな実績のある医者もいるようであり、24時間入浴可能、食堂以外にもくつろげるカフェがあり、テレビなども最新の設備の整った外資系ホスピタルがあったなら、迷わずそっちを選びそうな気がしてならない。 


 最初のネタは、入浴時間のこと。
 「たかが、入浴時間・・・・・・」と、病院関係者が思っていたら、それは大間違い。
 患者を患者としてしか見ないようでは、取り返しのつかないことになりかねない、と私は思うなぁ。
 そこに、現在と将来の日本の病院の本質的な問題点、患者を「お客様」として考える視点などを読み取らなくてはならないのではなかろうか。

 安倍政権が、TPP締結でやろうとしていることは、間違いなく「医は算術」という考え方に基づいている。
 
 私は、今入院している病院を、最優先課題として、「信頼できる手術と術後のケア」を基準として選択した。
 その目的は、ほぼ達成している。

 しかし、人間という動物は我儘だ。
 あまり考慮していなかった「心地よい入院環境」、という次なる課題について、今は小言を書いている。
 それも、また大事なことと、患者として今は思うからである。

 さて、今日は、午前中にすでに一時間の外出許可をもらって、雨上がりの神田界隈を散歩し、カフェでお茶をしながら、昨日購入した本を読んでいた。
 これが、何とも楽しい本で・・・ということは、午後、あるいは夜の記事で、少しだけ書くつもりである。
 もうじき検温時間。
 さて、午後の外出は、どんな戦略と戦術(?)で計画しようか・・・・・・。
 

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Commented by 山茶花 at 2016-04-25 00:33 x
まぁ、病院ですから色々な制約は仕方ないですね。特別室で部屋にお風呂が付いていれば別ですが。

それでも私が4年前の5月に10日入院した時の病院は、食事は美味しかったですね。
Commented by kogotokoubei at 2016-04-25 07:22
>山茶花さんへ

朝食前の食堂にいますが、こちらの病院の食事には不満ないですよ。

TPPに日本の「医は仁術」は負けるな、ということを書こうと思っていたら、こんな内容になってしまいました。

昨夜寝付く前の落語は、吉朝『七段目』→松葉『馬の田楽』でした。
七代目松鶴を追贈された松葉が、一年前の手術のことをマクラで語っているのですが、筋肉注射とうう言葉が出てきます。
そうか、かつては全身麻酔も、今より大変だったなぁ、と思いながら聴いていて、しばらくして寝ていました。
松葉、ゴメン(^^)
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by kogotokoubei | 2016-04-24 13:53 | 幸兵衛の独り言 | Comments(2)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


by 小言幸兵衛