噺の話

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落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。

葛飾にバッタは見なかったが、ブルースがあった!

 昨日は、拙ブログへのコメントからのご縁から、落語ブログ仲間のHさんに会いに、午後から休暇をとって滅多には行かない葛飾方面へ。
 実は、せっかくなので事前に落語仲間にご連絡し、我らがリーダーである佐平次さん、I女史と堀切菖蒲園で待ち合わせ。
 よったり揃ったところで、佐平次さんの提案に従い、京成立石駅前の、知る人ぞ知る「せんべろ」横町へ繰り出した。
 ちなみに、せんべろ、とは千円でべろべろになるまで飲める、という意味なのだ。

 吉田類の番組で見たことがあるし、なぎら健壱の本でも読んだことがある、もつ焼の名店が駅前の仲見世通りに集中している、呑ん兵衛にとっては“聖地”ともいえる一画。

 なぎらの本でも紹介されている「宇ち多」は、店内は満席で、外に長蛇の列。お隣のミツワにも数名並んでいらっしゃったが、まだ開店前。ということでミツワの列に、よったりは並んだのであった。
 六時前に開店し、よったりは外に並んだ椅子に席を確保。
 ビールと酒、タレと塩のもつ焼、そして煮込みに冷奴などで、まだ並んでいるお客さんがいるので、早めに切り上げた。ミツワのお勘定に、なるほど「せんべろ」と感激!

 その後、しばし界隈を散歩の後、佐平次さんのアンテナに、居酒屋がひっかかった。実は、私も、なんとなくその店が呼んでいる気がしていたのだ^^

 その居酒屋さんに入ると、カウンターにお客さんがお二人。我々よったりは子上がりへ。
 なんとも家族的なお店。その後、一人、二人と常連のお客さんがご来店。
 落語の話で盛り上がっていると、カウンターの常連さんがカラオケで歌いだした。
 なんと、落語好きだったフランク永井の曲。これが、また、実にお上手なのだ。
 私は、つい「公園の手品師」をリクエスト。そう、小三治がマクラで時々歌う曲^^
 さぁさぁ、こうなると(?)佐平次さんの血が騒いだ^^
 「歌うぞ!」と気合いが入り、同じフランクの「こいさんのラブ・コール」をリクエスト。
 これまた、渋いのである。
 そして、何と言っても出色だったのが、後から来られた常連さんによる、歌詞など見ずに歌われる“魂の歌”だった。「長い夜」など二三曲をご披露され、さっと「浅草へ帰る」とおっしゃって店を後にされたが、佐平次さんと私は、声を揃えて「立石ブルース!」と言ったのであった。

 つい、私も大好きな寅さんの歌を、地元葛飾で歌わせていただいたが、あの立石ブルースには、到底かなわない。

 「せんべろ」から「立石ブルース」まで、濃厚な葛飾の夜であった。

 いや、一心不乱にもつを焼くミツワの女将さんにもブルースを感じたし、長っ尻をしないで、さっと帰っていく地元のお客さんにも、呑ん兵衛の魂を感じた。そして、今回初めてお会いできたHさんの落語への愛も、まさにブルースである。
 Hさんのお話では、葛飾区では、この立石仲見世通りを再開発で整理し、区役所の高層ビルを立てる計画があるとか・・・・・・。
 わかっていないんだよ、役人は。
 池波正太郎が、昭和39年の東京五輪のために日本橋の上に高速道路が出来たことについて憤慨し「木端役人めが」と言っているが、木端役人には、ブルースの心が分かっていない。

 
 なぎらの傑作アルバムは「葛飾にバッタを見た」だが、この日、バッタは見なかったが、間違いなく、そこにはブルースがあった。


 なお、この日のことについては、ぜひ、佐平次さんのブログでもご確認ください!

佐平次さんのブログ「梟通信」



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Commented at 2015-05-02 21:21 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by saheizi-inokori at 2015-05-02 21:55
もうちっと近ければねえ、今夜も行ったかも。
Commented by kogotokoubei at 2015-05-02 21:55
>鍵コメさんへ

先ほど、まだ内容未完成で公開してしまいました。
ぜひ、あらためて内容ご確認ください。

ありがとうございます!
Commented by kogotokoubei at 2015-05-02 22:12
>佐平次さんへ

近くにあったら、毎晩行きそうです^^

ミツワの“せんべろ”も良かったですが、二軒目、初めて行ったのにもかかわらず、常連さん達の暖かい歓待ぶりに、何か懐かしいものを見つけたような気がします。
さすが、佐平次さんのアンテナは凄い!
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by kogotokoubei | 2015-05-02 20:39 | 幸兵衛の独り言 | Comments(4)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


by 小言幸兵衛