噺の話

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三つの協会のサイト、そして新たな「連獅子」のサイトについて。

東西の大きな落語家の協会は、ご存知のように、東京の落語協会と落語芸術協会、そして上方落語協会である。

 それぞれが、協会のサイトを開設している。
落語協会のサイト
落語芸術協会のサイト
上方落語協会のサイト

 この三つの協会のサイトで、桂米朝の訃報を掲載しているのは・・・実は落語芸術協会のみ。
 落語協会も、そして、上方落語協会も、訃報掲載がないのは、米朝という稀有な落語家、偉大な落語研究者に対し実に失礼ではないかと、私は思う。
 それとは別に、上方落語協会のトップページは、相変わらず会長挨拶なのだが、これがトップである必然性はないだろう。もっと、別な使い方があるように思う。サイトの全体の構成から改善の必要があると思う。
 加えて、以前にも書いたが、私などがよく利用する「上方落語家名鑑」へのリンク切れは未だに改善されていない。
 ちなみに、天満天神繁昌亭からは名鑑にリンクできる。
 
 これまた以前にも書いたのだが、神田連雀亭、そして3月に新に開設した巣鴨獅子座という、出番の少ない二ツ目の貴重な活躍の場への出演情報について、落語芸術協会のサイトでは案内されているが、この二つの寄席の運営に手弁当で奮闘している古今亭志ん輔が所属する落語協会は一切案内をしていない。

 情報の適切な配信、更新と管理というサイトに求められる要件について合格なのは、落語芸術協会のサイトだけのように思う。


 さて、巣鴨の獅子座開設に伴い、「連獅子」というサイトが出来た。「連獅子」のサイト

 サイトから「連獅子」の説明を引用したい。

連獅子とは

この度 『二ツ目』と呼ばれる若手芸人専用の寄席専門館を二箇所立ち上げる運びとなりました。
落語家には『真打ち』『二ツ目』『前座』『前座見習い』という階級がありますが『二ツ目』は『真打ち』の一つ前の階級となります。

『二ツ目』は、寄席の番組で二番目に高座へ上がるので『二ツ目』と呼ばれ、師匠の家や楽屋での雑用がなくなり、紋付袴の着用が許される一人前の落語家です。ただし、毎日楽屋へ来なくてもいい分高座に上る機会は激減します。自ずと自主公演をすることになりますが多くの高座は望めません。

『二ツ目』を約10年勤めると、いよいよ真打ちになりますが、必ずしもすべての『二ツ目』が真打ちになれるわけではありません。落語業界の質を考えた場合、厳しさも必要ではありますが、それを踏まえても『二ツ目』が日々お客様に向かって「真剣勝負」をする場が年々少なくなっていることは、落語業界全体にとっても危惧すべきことと考えました。

そんな中、多くの関係者のご支援、ご協力のもと『神田連雀亭』が2014年10月11日、『巣鴨獅子座』が2015年3月1日より開館いたしました。落語協会、落語芸術協会、講談協会、日本講談協会、立川流、円楽党の総勢80名以上の『二ツ目』が協会の枠組みを超えて賛同し出演しております。

その二ツ目専門館の番組表や落語家紹介をまとめたのがこの「連獅子」というウェブサイトです。
今回の取り組みで、寄席で出番が少ない『二ツ目』の活躍の「場」になると共にお客様と『二ツ目』達とのご縁が繋がり、仕事帰りや昼休みに立ち寄って気軽に楽しんでいただける「場」となれば幸甚です。

落語が皆様にとってより身近に。
それが落語界のさらなる発展と、皆様の幸福になると信じて。

発起人 古今亭 志ん輔
http://www.0874sinsuke.com/


 「連獅子」とは、なかなか良い名づけだと思う。
 志ん輔の熱い思いも伝わってくる。
 連雀亭のサイトよりも、番組の確認がしやすくなった。もちろん、二つの寄席の確認ができる。

 紹介した内容から繰り返しになるが、‘『二ツ目』が日々お客様に向かって「真剣勝負」をする場が年々少なくなっていることは、落語業界全体にとっても危惧すべきこと’であり、せっかく、‘落語協会、落語芸術協会、講談協会、日本講談協会、立川流、円楽党の総勢80名以上の『二ツ目』が協会の枠組みを超えて賛同し出演’しているのである。落語協会は、サイトで神田連雀亭と巣鴨獅子座の案内をして欲しいと思うし、少なくとも「連獅子」サイトへのリンクくらい張っても良いのではなかろうか。

 ちなみに、私は以前に落語協会のサイトの問い合わせコーナーから、「神田連雀亭の案内をして欲しい」という要望を送ったが、何ら返事はもらっていない。

 今や、良くも悪くもネット時代である。
 サイトを開設している以上は、その特性を活かして欲しい。
 若い落語愛好家は、情報をネットで収集する習性が強い。
 何等かのメッセージ、案内などを発信する便利な道具としてサイトを使わなければ、もったいないではないか。

 その点で、落語協会や上方落語協会のサイトに携わる人々の了見を疑わざるを得ない。
 もっと、情報を発信しましょうよ!
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Commented by トシ坊 at 2015-03-24 23:57 x
4月から落語協会のHPは縮小、メルマガは廃止だそうです。理事会で決まったそうで、HP委員会も解散。
はたしてどのようなHPになるかは現委員長の小袁治師匠もわからないままだそうです。
小袁治師匠のブログを見ると、無念さがわかります。

Commented by どぎー at 2015-03-25 17:29 x
日曜日の早朝寄席の演者の確認とか、今日は時間があるから独演会行ってみようか等かなり使ってたので、ホームページ縮小化、メルマガの廃止は残念です。
個々の噺家さんのページに行くより、協会のページをポータル(入り口)として使ったほうが、一覧性、利便性が高いんですよね。
縮小するにしても、個々の噺家さん達の情報を一覧できる形であるといいんですが…。

Commented by 小言幸兵衛 at 2015-03-25 17:44 x
貴重な情報、ありがとうございます。
小袁治師匠のブログを拝見しました。
ひどい話ですね。
時代錯誤です。
志ん輔は、どう思っているのかなぁ・・・・・・。
市馬会長の了見を疑います。
わかっていないですね、あの人。
今日の落語愛好家にとってネットが、どれだけ重要か。
この件、今後も小言を言い続けることになるでしょう。

Commented by 小言幸兵衛 at 2015-03-25 17:52 x
コメントありがとうございます。

ホームページの改善は話題になって良いですが、縮小など、時代錯誤も甚だしいです。
会長や他の縮小派の理事は、落語もそれぞれの時代に馴染んでこれまで生きてきた、ということを考えて欲しいものです。
蝋燭の時代から電燈の時代、ラジオの時代からテレビの時代、そしてネットの時代、それぞれに相応のつきあい方をして初めて、生きた芸能ではないのでしょうか。
もし、とんでもない縮小になったら、しばらく落語協会の定席には行かないようにしようかと思っています。

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by kogotokoubei | 2015-03-24 06:10 | 幸兵衛の独り言 | Comments(4)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


by 小言幸兵衛