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驚くばかりの木戸銭の、地方の落語会のこと。

チケットぴあ、e+などで落語のチケットを購入したことがあると、登録しているメールアドレスに、落語会の案内メールが届く。それも、プレオーダーやらラストチャンスやら、毎日とんでもない数のメールが来る。

 最近、目を疑った高い木戸銭の落語会の案内を目にした。

 10月に富山と福井で開催される大ホールでの落語会。ぴあのページから概要を引用する。
「チケットぴあ」サイトの該当落語会

2014/10/27(月) 
14:00 開演 ( 13:30 開場 )
会場:オーバード・ホール (富山県).

豪華 江戸落語5人男
[出演]桂歌丸 / 林家木久扇 / 桂米助 / 三遊亭好楽 / 三遊亭円楽

一等席 6,800円  二等席 5,800円

未就学児童は入場不可。
.公演などに関するお問い合わせ先
サウンドソニック:076-291-7800 らくご屋:0120-52-1515 .

2014/10/28(火)
14:00 開演 ( 13:30 開場 )
会場:フェニックス・プラザ 大ホール (福井県).
豪華 江戸落語5人男
[出演]桂歌丸 / 林家木久扇 / 桂米助 / 三遊亭好楽 / 三遊亭円楽

一等席 6,800円  二等席 5,800円

未就学児童は入場不可。
.公演などに関するお問い合わせ先
サウンドソニック:076-291-7800 らくご屋:0120-52-1515 .


 五人ともテレビで顔を売った噺家さん。個々の噺家さんについてコメントは控える。

 しかし、この木戸銭の設定はどんな理由があるのだろう。会場の費用が高いせいなのか、出演者のギャラが高いのか、何か特別の趣向があるのか、豪華なお土産が付いているのか、その理由はよく知らないが、6,800円、5,800円という金額だけを見ると、私の感覚からすると落語会の木戸銭ではない。

 富山や福井は、関東圏や関西圏に比べて、そう数多くの落語会が開催されることはないから、落語愛好家の方は、たまの落語会を楽しみにしていることだろう。

 しかし、この木戸銭である。

 そうそう、福井では先日紹介した毎週土曜開催の「きたまえ亭」がある。
2014年7月3日のブログ
 前売り1,500円、当日でも2,000円の木戸銭で、上方の噺家さんや色物で番組が組まれている。
 「ちりとてちん」の放送後、福井では落語熱がしぶとく続いているらしい。
 
 私なら、福井の方には大ホールでの法外な木戸銭の落語会より、きたまえ亭を間違いなくお奨めする。

 どんなお土産があろうと、大喜利などの演芸があろうと、落語会としてこの木戸銭の高さは腑に落ちない。
 会場費用が高いのなら、もっと小さい会場で出演者を少なくして木戸銭を抑えて行えばいいのではないか。

 とにかく、不可解な木戸銭だけ印象に残る落語会である。
Commented by 福井の人 at 2014-07-23 01:11 x
昨年1月、福井県坂井市にて行われた文枝襲名披露公演が4,800円。
この記録を抜きますね。興醒めです。福井においてフェニックスプラザは最も広い会場の一つではありますが。

ちなみに文枝師匠は今年2月にも落語会が南越前町であったのですが、こちらは2,000円でした。

笑点メンバーが加わる落語会だと3,500円位でしょうか。
今年3月16日には福井市でよね吉、志らく、三三、小遊三。
なぜか同日に越前市で昇太、円楽落語会。
少し飛んで6月22日坂井市における王楽、市馬、円楽落語会が行われたのですが、いずれもそのお値段でした。
会場は500~2,000人規模ですね。

5月20日福井市三三独演会、同月28日越前市一之輔独演会、
31日永平寺町小燕枝、雲助二人会はそれぞれ前売2,000円の当日500円増でした。
このあたりは100人から200人規模の会場ですが丁度良い感じです。

あと、福井では有名なカツ丼屋さんの二階座敷で数ヶ月おきに行われる落語会、
今度の29日に白酒師匠を招いて行われますが、
これは噺家さんとの距離があまりにも近い落語会なので3,000円となります。

単純にあまりにも知名度の高い方だと
会場が大きくなる分だけ、チケット代も高くなるということでしょうね。

Commented by 小言幸兵衛 at 2014-07-23 08:53 x
貴重な情報、ありがとうございます。

予想以上に福井で落語会が開催されているんですね。
ちりとてちん効果かなぁ。
小燕枝と雲助の二人会なんて、渋いなぁ。
白酒の汗を浴びる落語会も、楽しそうですね。
ギャラはカツ丼でしょうか^^

志の輔のパルコも顔負けの木戸銭の落語会、果たしてお客さんが大きな会場にどれ位来られるのでしょうねぇ。

それよりもこの出演者が10月に全員揃って出演できるのか、どうかも・・・・・・。

Commented by 佐平次 at 2014-07-23 09:57 x
昇太が3年ほど前だったか独演会で落語会の値段が高くなっていくことに危惧の念を披瀝してました。
安くできる方法を考えたいと。
圓楽は反対なのか、3500円というのは微妙な設定ですね。

Commented by 小言幸兵衛 at 2014-07-23 11:26 x
私は、昇太も円楽も同じ穴のなんとかだと思います。今のうち稼ごう、という算盤勘定が優先しているのではないでしょうか。
もちろん芸人の将来は不安定でしょうが、それにしても限度があると思います。
メールでの落語会案内で、笑点出演者同士、笑点メンバーと小朝という組合せで私にとっては割高な木戸銭の会がなんと多いことか・・・・・・。
消費税が上がって3500円だった会も3600円などになっており、4000円までは当り前的な空気にはなってきました。
しかし、小満んの会など算盤勘定だけではない落語会もあります。
雲助の見番2500円、五拾三次3000円なども、その内容から考えるとやはり魅力ですよね。

Commented by ほめ・く at 2014-07-23 22:12 x
みんなで行かなきゃいいんですよ、こんな落語会。顔ぶれ見ても大した内容にはならない。それでも行きたいという人があれば、誰もとめられませんけど。
ただ入場料は出演者が決めるわけではなく興行主なので、噺家たちには罪が無いと思いますが。

Commented by 小言幸兵衛 at 2014-07-24 08:23 x
少なくとも私は行きません^^
コメントをいただいた“福井の人”さんなど、落語をよくご存知の地元の方は行かれるはずもないでしょうが、テレビでしか知らない人で騙される人もいるかもしれませんね。
木戸銭は出演者が決めるわけではないでしょうが、「それは高すぎる」と興行主に言うことはできるように思います。
しかし、この会は、そんなやりとりもなかったかもしれませんね。

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by kogotokoubei | 2014-07-22 07:09 | 幸兵衛の独り言 | Trackback | Comments(6)

あっちに行ったりこっちに来たり、いろんなことを書きなぐっております。


by 小言幸兵衛