「落語者」は二週連続で上方期待の若手、桂まん我!
2012年 05月 05日
まぁ、取り立てて驚くほどの高座とは言えないが、落語らしいSF的なネタを無難にこなしていた。
今年に入ってこの番組への上方の噺家最初の登場で、来週と二週連続出演。この人を知らない人には、ぜひ覚えていただきたい名前である。
NHK新人演芸大賞で思い出すのは、一昨年一之輔が大賞をとった時の、この人の『お玉牛』である。三代目(春団治)から直々に稽古をつけてもらった高座は、非常に結構だった。2010年11月6日のブログ
受賞は翌年の『三十石』まで待たなくてはならなかったが、実力は十分に見せてくれた高座に、いたく感心した覚えがある。
この人には、すでに熱烈なファンが多いようで、応援サイトがあり、次のプロフィールが掲載されている。ちなみに、上方落語協会には師匠文我も弟子まん我も加盟していないので、同協会のサイトにプロフィールは掲載されていない。
桂まん我 応援サイト
本名 永原 淳
■生年月日 1971年12月2日
■血液型 AB
■出身 兵庫県神戸市など
■学歴 金沢大学 工学部(落研所属)
■芸歴
1999年1月1日 四代目 桂文我に入門。内弟子となる。
1999年5月 「子ほめ」で初舞台。
2001年2月 内弟子卒業。
以降、大阪の落語会を中心に活動。
2002年8月~ 「お笑いまん我道場 東京編」開催。
2003年12月~ 「お笑いまん我道場 名古屋編」開催。
2005年8月~ 「お笑いまん我道場 大阪編」開催。
2006年10月~ 「お笑いまん我道場 金沢編」開催。
2003年4月~ KBS京都ラジオ 「桂 都丸のサークルタウン」出演中。
(毎週土曜日 AM 8:30 ~ 11:55)
2006年12月 文化庁芸術祭新人賞 受賞
2009年 平成20年度 咲くやこの花賞 受賞
■趣味 笛、三味線、音楽鑑賞、歌、釣り、ゴルフ、酒
まだ、昨年の受賞が加えられていないのは、サイト担当の方が多忙なためか・・・・・・。
米朝事務所には所属しながらも上方落語協会には所属していない、師匠文我とまん我。私は、なんとなくその立ち位置が好きだ。将来の上方落語界で重要な役割を演じそうな桂まん我、ぜひ期待したい。
来週(11日の深夜)のネタは『しじみ売り』、これは楽しみだ。
テレビ朝日サイト「落語者」の次回予告
米二師匠の東京公演をひいきしていらっしゃることということで、こちらのブログを知りまして・・・。
社会派としての視点にも共感させて頂いています。
まん我さんを取り上げて下さり、とても嬉しく拝読しました。
入門は遅かったようですが・・・おっしゃる通り信頼出来る腕前で、『ざこ八』『帯久』など、既に多くの大ネタをものにしていますね。
四月に京都で師匠の文我師匠・笑福亭生喬師とリレーで演じられた『三十石』通しには感銘を受けました。
ところで、どうも東京で上方落語と言えば、「米朝一門と鶴瓶師」しか知られていないような気がするのですが・・・。
個人的には古風で骨太な笑福亭一門がひいきなので、他の方々にも目を向けて頂けると嬉しいです。
闘病中の松喬師匠・その筆頭弟子の三喬師匠と高弟の生喬師・松鶴最後の直弟子の鶴二師は、最近東京での高座も増えていますので。
私は北海道出身ですが学生時代を関西で過ごしたので、上方落語も大好き、もちろん関西弁にも抵抗のない落語好きオヤジです。
米二さんは、落語ブログ仲間で、落語会の後の「居残り会」(要するに“飲み会”です^^)のレギュラーメンバーであるYさんのご紹介で知ったのです。
なお、Yさんは関西へのご出張も多く松喬・さん喬二人会、三喬・喬太郎二人会なども、よく行かれているようです。
なるほど、笑福亭一門の東京での会もありますよね。都合との相談になりますが、できる限り落語会へ行ったり、テレビなどで見た場合にはブログでご紹介するよう努めさせていただきます。
なお、六代目のことや七代目(松葉)のことは、命日などに以前書いたこともありますので、未読でしたら、ご確認ください。
松喬師匠の早期ご快復をお祈りいたします。