噺の話

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BSジャパン「今どき落語」は、“やめどき”なのか?

録画していた柳家喬太郎の『紙入れ』を見たのだが、日経が自社グループのBSジャパンで放送していた「今どき落語」が、とりあえず、終了するようだ。
 BSジャパンのサイトに伊集院光の次のメッセージが掲載されている。BSジャパン「今どき落語」サイト

昨年10月に何の前触れも無くスタートした「今どき落語」。今回を持って一旦終了となります。
登場して下さった落語家さんたちの古典、新作を飛び越えた「落語」が「今どき」と感した方も、超デジタルな現代日本にあって、超アナログな芸能こそが、逆に「今どき」と感じた方も、その中で語られる、人情や絆、人間の可笑しさ、可愛らしさ、それを許す度量、といった世界観こそが、今、この国にとって「今どき」かも、と。
様々にお感じになったと思います。
ポッと出の番組なので、苦肉の策で「twitter」で集客し、常に満員という落語会も過去に例が無く「今どき」だった落語番組です。
それだけ、今、やはり、落語はキテル!と言う事で。そんな落語界のさらなる発展を願いつつ、「今どき落語」シーズン2もあればイイな~などと願いつつ、「今どき落語」を愛してくれた皆さん、本当にありがとうございました。
語り:伊集院光



同サイトには過去の放送履歴が掲載されているので、放送順にナンバーをつけて並べてみる。
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( 1)柳家 権太楼 「家見舞」
( 2)古今亭 菊之丞 「湯屋番」
( 3)三遊亭 小遊三 「替り目」
( 4)柳家 さん喬 「天狗裁き」
( 5)立川 談笑 「金明竹」
( 6)三遊亭 兼好 「一分茶番」
( 7)林家 彦いち 「睨み合い」
( 8)林家 たい平 「干物箱」
( 9)三遊亭 白鳥 「マキシム・ド・のん兵衛」
(10)春風亭 昇太 「ストレスの海」
(11)柳亭 市馬 「転宅」
(12)瀧川 鯉昇 「時そば」
(13)桃月庵 白酒 「壺算」
(14)三遊亭 歌武蔵 「子ほめ」
(15)橘家 文左衛門 「千早ふる」
(16)三遊亭 圓丈 「前座生中継」
(17)柳家 三三 「萬金丹」
(18)立川談志 追悼特別編「談志の落語なら、この一席!」
(19)柳家 花録 「花見小僧」
(20)古今亭 志ん輔 「豊竹屋」
(21)五街道 雲助 「お見立て」
(22)三遊亭 王楽 「片棒」
(23)古今亭 菊志ん 「品川心中」
(24)立川 生志 「たいこ腹」
(25)柳家 喬太郎 「紙入れ」
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 ブログに書いたものは数少ないが、ほぼ半分は見ていると思う。録画していて土曜か日曜に見るのが楽しみだった。

 マイルス・デイビスのアルバム「Round About Midnight」の中の「Bye Bye Blackbird」をBGMに、かつて楽太郎の弟子でもあった落語通の伊集院光がナレーターで盛上げる、結構渋い番組と評価していた。

 朝日新聞、読売新聞、そして最近は渋谷で毎日新聞も落語会を開催するようになっており、日経もこの番組を機に落語会を主催するのか、とも思っていたのだが、それは勘違いだったか・・・・・・。

 喬太郎も終演後のトークで「再開を期待」と言っており、伊集院も「シーズン2」と表現しているが、ぜひ再開を期待したい。朝日の落語者よりも、いわば大人の番組という印象だった。BGMのセンスの良さ、女子アナのインタビューなどないことで高座により時間をかけることができる、など好ましい配慮があったように思う。

 落語者のように地上波が最初でBSで再放送(BS朝日の再放送は不定期だし、サイトも相変わらずだらしないが)というわけにはいかないから、コンテンツの二次利用というメリットはないが、単独の番組として存在意義はあったと思う。

 来週の同じ時間帯は、駅弁をテーマにした漫画のドラマ化らしい。駅弁ファンにはうれしいのかもしれない。しかし、BSには、まだまだ番組構成上の時間の余裕はあると思う。人気者の時間確保と集客を含む収録の苦労はあるのだろうが、まだまだ「今どき」で出演していない人も多い。果して、今が“やめどき”だったのか、やや疑問の残る終了でもある。
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Commented by 創塁パパ at 2012-03-31 23:15 x
やっぱり、テレビの「落語」は難しいかもしれません。こんな時代ですから。「ライブ」がいいですね(笑)

Commented by 小言幸兵衛 at 2012-04-01 07:24 x
生がベストですが、さまざまなメディアで落語が登場することも悪くない。
BSだったので継続を期待していたんですがね。
10月から再開される気もします。

Commented by 彗風月 at 2012-04-02 17:12 x
番組に登場した人たちの顔付けを改めてみると、若手・中堅を中心にいいバランスで放送されていました。これからドンドン注目の集まるであろう若手なんぞも取り上げていて、きっと落語をキチンと聴いている制作者(キャスティング)が居たんでしょうね。この番組のスタイルは私も好きでした。
(同様の内容を一度お送りしているのですが、どこかへ行っちゃってます。未送信であったならいいのですが、ひょっとしてどこかに紛れていたら、ゴメンナサイ)

Commented by 小言幸兵衛 at 2012-04-02 18:47 x
そうなんですよ、一之輔も菊六もまだでしたし、芸協は平治が抜けています。
円楽一門で兼好は分かりますが、王楽まで出ている・・・・・・。彼が“今どき”なら他にも出して欲しい若手はいます。雲助一門の馬石、龍玉、そして小せんなど。
中堅でも、喜多八、扇遊、そして何と言っても“今どき”の扇辰の登場を待っていたのに。
まぁ、立川流から志の輔、談春、志らくを出演させるのは難しそうですし、出なくても私はかまいませんでしたがね。
なんとなく、10月に再開するような気はしていますが、何が起こるかわからない時代、先の予想をするのは、“今どき”難しい^^

(最初の内容は、管理人のみ見ることのできる“拍手コメント”で送られていました。)

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by kogotokoubei | 2012-03-31 07:41 | テレビの落語 | Comments(4)

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