噺の話

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落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。

落語者 桃月庵白酒 『真田小僧』 2月13日

録画を見た。志らくの『疝気の虫』よりは、ストライクゾーンに入っている。調子に乗って野球でたとえるならば、先発ローテーションに入っているピッチャーが、普段はもっとカーブやスライダー、そしてフォークボールも交えて投げて、たまには暴投にもなるのだが、今回はテレビ放送があるので直球中心に少しスライダーを混ぜたピッチングで無難にまとめた、そんな感じ。
 短い時間で無駄玉を投げずに完投はしたが、彼を知るファンにしてみると、「えっ、これで終わり・・・・・・」という印象かもしれない。
 
 やはり、今や白酒には、どうしても毒気のあるマクラを期待するし、落語本編においても彼ならではセンスのある演出やクスグリを求めてしまう。主役の子供だって、普段の高座ならもっと弾けているのでは、とも思う。

 しかし、彼の持ち味とも言えるそういったブラック・テイストは、テレビではできにくいのも事実だなぁ。マクラを長くふっていたら本編の時間がもっと短くなるしねぇ。
 本寸法の噺に、彼ならではの味付けはあった。限られた時間でのテレビの高座なのだから、これで良しとしないといけないのかもしれない。来週は五明樓玉の輔の『宮戸川』らしい。テレビ朝日HPの番組紹介ページ
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Commented by 佐平次 at 2011-02-14 10:23 x
本篇のネタだけで十分に聴かせるのも白酒の力だと思います。
バランスが難しいですね。

Commented by 小言幸兵衛 at 2011-02-14 11:36 x
お立寄りありがとうございます。
ご指摘の通りです。本編は楽しめましたし、彼の持ち味は発揮できた高座だと思います。
父親の留守にやって来た按摩さんの口真似をするあたりに、この人ならではの演出もありましたしね。
テレビでは、これが限界なのでしょう。
とてもブログで書けないマクラなどは、やはり生の高座で楽しむしかありませんね。

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by kogotokoubei | 2011-02-13 22:00 | テレビの落語 | Comments(2)

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