噺の話

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来年の「NHK 新人演芸大賞-落語部門-」について

11月6日に放送された「NHK 新人演芸大賞-落語部門-」は、春風亭一之輔が大賞を受賞し、これで東京勢が三連勝となった。この賞は、前身となる賞において選考手法の変遷がいろいろあったが、1994年から現在のような「落語部門」「と「演芸部門」とに分かれての表彰になった。

 そこで、1994年以降の大賞受賞者を東と西に分けて並べてみる。。
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        西             東
1994年                桂平治
1995年                柳家三太楼(→三遊亭遊雀)
1996年                古今亭志ん次(→志ん馬)
1997年  桂宗助
1998年                柳家喬太郎
1999年  桂都んぼ(→米紫)
2000年                林家彦いち
2001年  桂三若
2002年                古今亭菊之丞
2003年                古今亭菊朗(菊志ん)
2004年  桂かい枝
2005年                立川志ら乃
2006年  笑福亭風喬
2007年  桂よね吉
2008年                三遊亭王楽
2009年                古今亭菊六
2010年                春風亭一之輔
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 東の11勝、西の6勝と、ほぼダブルスコアになっている。この結果をどう考えるかは難しいが、間接的に次のようなことが結果に影響していそうな気がする。
・賞に対する価値観の違い →東>西 *あくまで邪推
・出演可能な二つ目相当者の母集団の差 →東>西
・前座・二ツ目・真打昇進制度の有無 →東:有、西:無

 さて、では来年は、どうなりそうか・・・・・・と考えると“鬼が笑う”のだろうが、西が有利、ということは言えるかもしれない。なぜなら、審査委員や主催するNHKが、東西のバランス感覚を働かせるだろう、ということがひとつ。そして、東で頭一つ抜け出た優勝候補者と私が思っていた一之輔と菊六がすでに受賞してしまったためでもある。
 そして、今回の放送で、私は2008年に大賞受賞を逃した時の菊六と同じような悔しい表情を、発表後のまん我に見たのだ。たしかに、まん我の芸は悪くはなかった。また、2008年には『骨つり』というより東京の『野ざらし』で勝負し、今年は贅沢かつ無謀(?)にも三代目(春團治)に稽古をつけてもらった『お玉牛』というネタで勝負したチャレンジ精神を高く評価する。来年、まん我が予選を突破した時は、大本命と見る。今年出演した由瓶も来年またチャンスがあれば、ダークホース的存在になるかもしれない。妙に印象に残る人なんだよねぇ。何かある、という感じ。
 それでは東はどうか、と言うと今年出場した立川流の二人のうち談修は来年は出場しない(できない?)だろうし、志ららはネタが“はまれば”可能性があるが、確率はあまり高くないかもしれないなぁ。三振かホームランか、という感じでブレが大きい人。となると、落語協会か芸術協会の二ツ目が優勝を狙うことになるのだろうが、今一つ本命が見当たらない。数年後に入船亭辰じんが二ツ目に昇進して出場可能になった場合は期待できるし、受賞して欲しいと思う。春風亭ぽっぽだって将来は可能性がある。女流での初受賞を目指してほしい。そうだ、立川こはるもいたぞ!彼女のほうが実力はあるなぁ。いずれにしても、ここ数年以内に女流落語家が大賞を受賞するのも時勢的にはいいことだろう。

 そろそろ“鬼”がやって来て「まだ、来年のことグダグダ言ってるのか」と噛みつかれそうなので、このへんにしておこう。

 それにしても、今年の審査結果の講評で神津友好のおっさんの乱れぶりはひどかったなぁ。意味不明だったぞ。酒でも飲んで審査してたんとちゃうの(笑)
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Commented by 創塁パパ at 2010-11-10 21:31 x
おつかれさまです。来年ですか。
もう今年もあとわずかですね(苦笑)早いよね。まん我さんは師匠もまたなかなかの人で期待できますね。辰じん・ぽっぽ二人ともいいですよね。

Commented by 小言幸兵衛 at 2010-11-11 08:23 x
お立寄りありがとうとざいます。
ついこの前まで35度の残暑に苦しんでいたのに、秋を通り越して冬になり、そしてまた一つ年をとり・・・・・。
子供の頃には随分ふけた見えた50歳を越えた爺さんに、自分もなってしまったとは到底自覚できないまま、すぐ還暦になるんでしょうね。
だんだん内容も愚痴っぽなってきて、ご勘弁を!

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by kogotokoubei | 2010-11-10 12:08 | 幸兵衛の独り言 | Comments(2)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


by 小言幸兵衛