東京落語会600回スペシャル NHK BS2 感想
2009年 10月 13日
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第19回(昭和36年1月13日)
古今亭志ん生 『おかめ団子』
三遊亭金馬 『薮入り』
第265回(昭和56年7月17日)
柳家小さん 『禁酒番屋』
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それぞれ約1分ほどなのだが、NHKには、全編残っているのだろうか?
あるのならぜひ放送して欲しい。
志ん生に関しては、『風呂敷』(NHK)、『替り目』(映画「銀座カンカン娘」)以外で初めて見ることができた。
400回記念の口上での志ん朝もうれしかったが、落語ではない。
600回記念での6席は「日本の話芸」で放送済み(あるいは放送予定?)の内容(一部は短縮)で、まとめて見せてもらったからといって、コメントのしようもない。
収穫はあくまで上記の貴重な映像。残っているライブラリの全編再放送を期待したいが、番組のエンディングではなんらそういう類の告知はなかった。第600回の落語会そのものもいいが、それを記念して過去の名作を放送するというところまで、今後発想が拡大していくことを強く期待したい。何度も言うが、志ん朝を含む名人の“旬”の時代のライブラリーがたんまり残っているはずだ。